今週の塔研究については、以前に‘プライバシーの侵害は嘲弄の

権限’みたいな記事を書きましたが、今日はその記事の本番でした。

ツッコミどころが満載で前回に言及しなかった部分を中心に扱い

たいと思います。

 

主題は『エホバが見守り、気遣って下さることに感謝していますか』

 

です。結論から言うと…

神の目を意識する時、冷たい監視カメラでチェックされているように

感じます。

統治鯛をはじめとする上層部の昨今の姿勢は、ますます監視を

強めており、成員に対し神への恐れではなく上層部への恐れを培う

ように教え、結果として神から引き離してしまうという大きな罪を

犯していると言わざるを得ません。

それは次のような文面からもわかります。12節からの副見出しに

ご注目ください。結局、特権を持っている者が勝つ、組織が任命

してる奴には逆らうな!ということが読み取れます。

少し引用しますね。

 

(13、14節前半)

 

例えば、不親切と思える言葉に傷つけられるかもしれません。

「神の組織でこんなことがあっていいのか」と言いたくなります。

しかも、その不親切な言葉を発した兄弟は会衆内で幾つもの

特権を与えられ、良い評判を得ています。「一体どうして?エホバは

見ておられないのか。行動されないのか」と思います。

エホバが介入されないことには、正当な理由があるかもしれません。

例えば、悪いのはおもに相手の方だと思っていても、神は違う

見方をしておられるかもしれません。神から見て、どちらかと言うと

あなたの方に落ち度がある、ということではないでしょうか。

ひどく傷つけられた言葉も、実はあなたが真剣に考慮すべき大切な

助言だということはないでしょうか。

 

 

各地で繰り広げられる冤罪排斥や冤罪削除のことが頭によぎります。

 

 

上層部もそれを念頭に置いて執筆しているのでしょうか。

 

はい、よ~~~く考えて、状況を思い浮かべてくださいね。

 

かなり滅茶苦茶な論理が炸裂していることにお気づきでしょうか?

これだけで頭がクラクラしてきた貴方!その感覚は正常ですよ!

しかしさらに意味不明な事例が取り上げられます。続けます。

 

 

(14節後半)

 

 

統治体の一員として奉仕していたカール・クライン兄弟の経験を考えて

みましょう。同兄弟はライフストーリーの中で、JFラザフォード兄弟から

率直な戒めを受けた時の事を述べています。そのことがあった後、

クライン兄弟に会ったラザフォード兄弟は「こんにちわ、カール!」と

明るく挨拶しました。しかしクライン兄弟は、受けた戒めに傷ついており

ボソボソと気のない挨拶をしただけでした。クライン兄弟が悪感情を

抱いているのを見て取ったラザフォード兄弟は、悪魔の餌食に

ならないようクライン兄弟に警告しました。

 

(16節)

エホバは私たちが大切な訓練を受ける事を望む故に、試練に介入

することを差し控えるかもしれません。神が試練を生じさせることは

ありません。逆境のほとんどは「敵対者である悪魔」が生じさせる

ものです。

 

 

この副見出しが終わったタイミングで頭がおかしくなりそうで、

 

 

思わず会場から一時トイレへ避難してしまいました。

 

いかがでしょうか?結局…

 

 

特権持ちが勝つんです!組織側が勝つんです!

 

成員の個々の感情は無視です!

 

この論理が成り立つならば、もはや成員1人1人は感情をもつ

 

ことが許されなくなります。

そりゃあ、傷つけられたら怒りますよ!当たり前です。

事実関係はどうであるかにかかわりなく、誰かが傷つけばそれは

紛れもなく傷つける言葉を言った事になるのです。

当たり前ですよね?私、何かおかしい事言ってます?

成員が傷ついたなら、長老は謝らないといけないんです。

言ったことは正しい事であったとしても。感情を汲んであげないと

いけないんです。妥協できる部分は妥協しないといけないんです。

時には言った言葉を撤回しないといけないんです。

それができる素質がある人間が長老であるべきなのです。

十人十色の成員1人1人をそれぞれの仕方で扱ってあげなくて

何が牧者なのでしょう。そんなんだから撲者とか撲羊などと

呼ばれているんです。でも気づかないんでしょうね。

傷ついている成員に対する態度はさらに強硬です。

このクライン兄弟は「お前は悪魔の餌食になっている!」と

言われたんです。あり得ますか?ちょっと言い過ぎたかな…

と思う相手に対するこの態度、JWが大嫌いな世の人でも

なかなかいませんよ、そこまでする人。

普通ならその状況でシカトされたら、反省するものです。

しかしこの記事の見方からすると、傷ついてもお前が悪い!

という事になります。いかなる時も上層部に従え!それが

神の見方だ!と宣言しています。

これ、神に対する相当な冒涜だと思います。神の名を語り

ここまで成員に強要するなんて。

エホバは本当にそのような見方をしておられるのだろうか…?

そう思います。

 

今回の記事はこうした内容プラス、私が以前に言及したプライバシー

 

の侵害も神の愛ある関心の表れなので、嘲弄は何してもOK

というものも含まれていきます。それを感謝しろ!です。

 

お得意のご都合主義の経験もありますよ

 

(11節要約)

開拓奉仕をしている家族の頭が地主から立ち退きを言い渡される。

不正を行ったと非難を受けたせいで。その頭が、

「エホバが備えてくださるよ。エホバは何があってもいつも私たちの

必要を顧みてくださる」という態度を示したら、立ち退き命令が

却下され、さらに多くの土地も与えられた。

 

んな、アホな!(笑)

 

 そんな呑気で現実離れした見方で本当にいいの!?

 他の人がマネしたら、どう責任取るの?

 こんな事を書いてしまって。路頭に迷ったら信仰の欠如

 だった、の一言でチーン!です。

 じゃあ、きっと開拓奉仕をしていなかったら立ち退かないと

 いけなかったんでしょうね。はい、特権は身の守りですよ!

 

今日の研究記事からも実に多くの事が学べましたね!

 

結果として、成員を更に神から引き離すことに成功したと

思います。神ではなく、自分たちに注意をむけ神の名を

語る、もう詐欺といっても過言ではない領域に入ってきました。

そして監視カメラの如く互いを監視させ、通報させ、反逆者を

霊的な意味で死に追いやっていく。

これが上層部の描く神の組織なのです。

神はこの状況をみて何を感じられるのでしょう。

私も現役である立場です、共同責任を取らされるのでしょうか。

 

以上、本日の感想でした。