《ハイルヒトラー》
この言葉を聞いてみなさんは何を思い描かれますか?
そうです、それはナチスの敬礼の言葉で、ヒトラーに
対する忠誠を誓わせるものでした。多くの場合、その
宣言は公衆の、または指導部の面前で行わされ、当然
それを拒否する者には強制収容所への片道切符がもれなく
ついてくるのです。
この出来事を聞くとき、ここにいる人だけではなく
多くの方が不愉快なまたは嫌悪の情を抱くことでしょう。

現代においてそれと同じことが行われると聞くと
驚かれますか?次のような状況を思い浮かべてみて
ください。そして、かつてのナチスで行われた事との
類似点に注目してください。

寄付の運用に関する調整に伴う決議我とられます。
『賛成の方は挙手お願いします』と言い、
真っ先に演壇で手を挙げる長老、
『私もカウントしてくださいね』と白々しく
会場整理の人にお願いしている光景。
『反対の方は……いらっしゃいませんか……ね?!
では全員賛成ということで皆さんのご協力に感謝します。』

いかがでしたか?

こんな状況で公平に決議とれるわけがありません。
反対に挙手した時点で成員の冷たい視線を浴び、
上層部からは要注意人物のレッテルを貼られ、
特権が徐々になくなり、最後には揚げ足をとられて
排斥に追い込まれるのです。

かつての忠誠を誓うよう強制したヒトラーのようだと
言わざるを得ません、反対者には霊的な意味で死を
与えられるのです。
100人もいない状況かもしれません。みんなニコニコ
しているかもしれません、しかしその決議の取り方は
賛成反対を問う場面ではなく、組織への忠誠を
誓わされる場と化しているのです。

私たちは誰に忠誠を誓うべきですか?
そうです、エホバただお一人です!

……。
何かお話みたいになってしまった気がしますが、
要はフェアじゃないよね、ってことです。
本当に民意をとるなら、無記名で投票したら
いいんです。
白い小さな紙を配るの好きなんだし!