みぬまっくワールド!さいたま市子育て支援センターみぬま(旧称さいのこ☆見沼区)

みぬまっくワールド!さいたま市子育て支援センターみぬま(旧称さいのこ☆見沼区)

赤ちゃん、子どもたち、いろんな大人たちと
泣いて、笑って、怒って、喜んで…
そんな「あるある話」や「えー、そうなんだ~!」「これってたいへん!」などなど
みんなと一緒にここでいっぱいおしゃべりしたいな。

WELCOME TO  

   みぬまっくワールド




          は~い、みぬまっくです!

             みぬまっくのひみつ、読んでみてね~♪

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ Select&Coordinate by Masami Seki



空飛ぶ教室 ✈赤ちゃん・子どもに教えてもらう 子育てセミナーみぬまっく>

 ――“安心して生きたい!”赤ちゃん・子どもの思い―― 

PART2:「気持ちを調整するチカラ」その2

―― 自分がヒロインの物語をつくる!Mちゃん(2歳2か月)編

 

PART2「気持ちを調整するチカラ-Aくんの旅するベビーカー編」に続き、今回は、「自分がヒロインの物語をつくる!Mちゃん編」です音譜

 

Mちゃん 2歳2か月 公園のお砂場で

 

2月に開催した「子育てセミナーみぬまっく」の中で、Mちゃんのおばあちゃま、I さんに、この時の状況をうかがいました。

 

I さん)

Mはもうすぐ2歳3か月で、3月中旬に、妹が生まれます。この、別の人ていうのは、私の主人なんですけど、何のことか忘れたんですけど、ダメよ、というようなことを言ったら、そばにいた孫が走って行って、自分のことかと思っちゃったのかもしれないけど、カーテンにぐるぐる巻きになって、しばらく出てこなかったっていう感じで。

そのときは「早く出ておいで―」とか「いないいないばあ」とか、気分を変えるような感じで声をかけて、しばらくすると笑顔で出てきて、なにもなかったように遊びだした感じです。昨年の秋くらいからかな。下の子ができたのもそのころに分かって、敏感な感じになってきたかなっていうのもあるんですけど。2歳になる前くらいから、そんな感じです。

 

<私を抜きにして世界があってほしくない!>

W)

Mちゃんは、いい意味で自分が真ん中なのですね。自分が関わっている世界が、五感全部で感じとめているすべてが、自分の世界のほとんどなんですね。その場に緊張が生まれると、どうしても、自分に原因があるのかなとか、自分がなんとかしなければって、感じやすいのですね。もっと積極的にいうと、それはマイナスなことではなくて、私を抜きにして世界があってほしくない、そういうことでもありますよね。

 

<「大切なMちゃんを探して!」>

W)

叱られたりして自分で受け止めきれないとき、他の人が叱られていても、「困ったな!」になって、お部屋やキッチンの隅に“入る”のですね。“すみっこぐらし”ね。この時期のMちゃんの“発明”だし、“はからずもの知恵”でもあります。コーナーは後ろから横から思いがけないところからしかけられたりしないし、自分の対応できる、自分が出て行きたいときに出て行ける前面が開いている、自分で出入りできるお母さんのお腹の中のような大切な場所なのだと思います。「ジブンでしたい!」がたくさんあって、その分「ダメ!」も「イケマセン!」と言われることも増えてきます。でもそれはMちゃんにとっては想定外のことなのですね、わたしの思うようにならない、ジブンがこれまでのジブンでいられないという事態は――。だれかにかかわられたり説得されたりしない、自分が自分でいられるコーナーに一回戻って、自分を保ち、取り戻す、“起死回生”の魔法のスポットなのでしょう。ヒロインとしていつもスポットライトが当たっていたのに、そのスポットライトが消えてしまったり、自分から外れてほかの人に行ってしまう、そんな予感もしている、その意味ではもうひとつ大人になる微妙な時期、大切な季節を生きているMちゃんなのだと思います。

 

心と身体の感覚に「私が世界の真ん中」があって、それが危うくなったり覆(くつがえ)ったりといったことは、あるはずがないと思っていて、それが起きるのですね。私が私でなくなってしまう感覚。だからMちゃんスポットは、きっと自分で自分を抱きしめてはげます場所でもあるのでしょう。

 IさんのエピソードのMちゃんは、自分に当たっていたスポットが落ちて、自分がいない世界のようになったのね。そんなはずはない、Mちゃんは大事な子だし、大事にされている子なんだ。そうだよね?自分でもそう思えて、同時に周囲にもそう発信する行為が、カーテンにくるまるということなのだと思います。とてもつよいメッセージ、「大切なMちゃんを探して!」という・・。そしてIさんの「いないいないばあ」の誘いもあって、自分から生まれ出て、ヒロインの世界に生還し、新しい物語を紡いでいきました――というステキな挿話だと思います。

 

<自分が主人公の物語に、自分がしていくんだ―>

W)

絵本の「はらぺこあおむし」の核心のシーンにちかい、そのぐらい切実なことですよね。

自分が自分でいられない、あるいは自分がいない場面が展開されると受け止めようがなくてとても困りますね、ちっちゃい子たちは。

そんなときは、Mちゃんがそうしたように、自分が主人公の物語に、自分がしていくんだって――。ちいさいこどもたちの、そんな真っ直ぐな生き方にとても打たれます。

 

おばあちゃま(Iさん)が、このエピソードの核心をよく把握して、こうして話してくださるのもステキなことに思います。

今日は、「調整」ということがテーマになっているのだけれども、これは大人の側からの用語ですよね。子どもの側からすると、調整とか、気を引くとか。そういう一種さかしいことは、一切していないのですね。もっと積極的で、切実で、前向き!自分の人生を自ら生きることに、とても誠実で、ひたむきです。

その意味で、Mちゃんのお話は、絵本になるくらいドラマチック。心に残る1シーンですね。

 

Iさん)

そんなに深いことだとは思ってなかったです…。

 

K)

こういうことがあったんですよ、と心に留めて伝えてくださっていること自体が、ステキだなと思います。

前回登場してくれたAくんも、今回のMちゃんも、自分が自分の人生を生きるんだ!と思ってやっている。見習わなきゃ、と思います。

 

W)

私たち大人からすると、子どもなりに調整中と思えたらまだいい方なのだと思うけれど、もとより子どもは「調整」などとは思ってはなくて、自分の人生を自分で生きるための切実な営みなのですね。

ワーンと泣くことで、自分の人生を自分からはじめようとするし、その状況をひきうけているから泣く。自分をあきらめてない、ということですね。それを大事にしていかれたと思います。

 

参加者Eさん)

今日のお話の中の「はらぺこあおむし」のシーンというのは、どの場面のことでしょうか?

 

S)

はらぺこあおむしが、最後さなぎになって蝶になるじゃないですか。

 

<読んでくれる人との関係の中で、ようやく受け止めていけること―>

W)

あおむしが籠もって繭になって、そして色鮮やかな蝶に変身するのだけれど、物語としては起承転結の「転」でもあるので、いきなりやってくる感じがあって――。こどもは、いのちがうまれるということに感動するし、場面場面であおむしに、気持ちと身体の感覚ぜんぶでもって自分を重ねるようにして読みすすんでいく人だから、読んでくれる人との関係の中で、その「阿吽(あうん)」のやりとりの中でようやく受け止めていけるんですよね。そういうことと関係なく、ただ、はらぺこあおむしがちょうちょになりました、はい!って感じでやると、こどもの方はとても丁寧に誠実に生きてるので、ついていけないんですよ。とても怖いことなんです。

いつかSさんがしてくれたお話しで、「はらぺこあおむし」と感受性ゆたかな男の子のエピソードがあって――。お母さんの読んでくれるのに聞き入って、でも蝶になるシーンの手前までくると、「先を読まないで」「ちょっと待って」って止めて、先に行かなかったと。そのことをSさんが大切なエピソードとして話して下さったことがありました。こどもにとっては、そういう絵本なんですね。

 

<次の季節への、あこがれと不安。一緒に感動しながら―>

W)

さきほどのMちゃんのエピソードでは、自分がいないかのような世界にNOだったけれど、「はらぺこあおむし」の場合も、ただ生物誌的な昆虫の脱皮の成り立ちを勉強する感じの絵本だとすると、それはしくみの絵解きなのでちがう読まれ方になります。でも、エリック・カールさんは、ちいさないのちのビルドゥングスロマン(成長の物語)として描いてくれているので、子どもの気持ちになってみると、その飛躍は物語としてもドラマチックなんだけども、自分を重ねていくその子の気持ちのドラマとして、読む方が子どもと一緒に感動しつつ読んでく絵本なんだ、そう思わせてくれる1シーンなんですね。

これまでの自分にお別れをして新しい自分になるときのこどもにも、私たち自身にもいえることでしょうが、蝶(次の季節)へのあこがれと不安のなかで、やがて蝶になるシーンが楽しみに思えてくるのでしょうね。あこがれと不安、こどもはどの段階でもどの場面でも、必ず持ってるのだと思いますよね。だから断りもなく自分が自分でいられなくなったり、別人のように扱われるととても困惑するのだと思います。

 

K)

はい、ちょうちょになりましたー、よかったねーみたいな、子どもの戸惑う気持ちやまだ立ち止まってたい気持ちだったりをおいてっちゃって、はい、よかったね、って読むの、反省…と思いますね。

 

S)

ちょうど長男が3歳になりたての頃で、3歳1か月の時に次男が生まれたんですけど、これから赤ちゃんが生まれてくる、お兄ちゃんになるんだなっていう感じと、自分の中でも育つ予感を持ってたのかな、だからちょうちょはいやだってそのページは開かない。泣いちゃったときもあって、私も一緒に泣いちゃったときもあって、今はさなぎでいたいよ、ちょうちょはいやだって伝えてくれた時なのかなって思ったのでした。

 

W)

そうですね。この母とこの子のとても大切なエピソード。不安とあこがれの中で、赤ちゃんが生まれてきたときに、ぼくがママと今の関係でいられるのかなあ?いたいな!ということを、どこかで感じながらいるのかもしれませんね。

きっと、Iさんのようなまなざしが、いまも、そしてこれからも、Mちゃんにとって大切なのだと思いますね。

 

Iさん)

ありがとうございます。

 

クローバー  クローバー  クローバー  クローバー

 

空飛ぶ教室✈、次回は、この子育てセミナーへ参加者さんが寄せてくださった、お子さんたちのお写真をご紹介していきます。ぜひ、ご覧くださいビックリマーク

 

ブログの感想等、こちらのブログ編集室のアドレス

sainoko-center@oboe.ocn.ne.jpへお寄せください。

皆さんのいろいろな声をお待ちしています。

ブログに掲載させていただく際は、改めてご連絡いたします。 よろしくお願いいたします。

 

子育て支援センターみぬまブログ みぬまっくワールド編集室

(関昌美・加勇田久美子 アドボケーター:渡邉寛)

 

さいたま市子育て支援センターみぬま

電   話:048-747-4531   

相談電話:048-747-4532

Eメール:sainoko-center@oboe.ocn.ne.jp

 受付時間:9:00~16:00

 

※月曜日~土曜日、及び第1~4日曜日は開室します。

  第2・第4木曜日、及び第5日曜日、祝日は休室となります。