●戦略的にはドル円は戻り売りを優先し、97円台半ば以上からナンピン売りを勧めるとともに、96円台半ば割れから少な目の押し目買いで待機することを勧める。そして、ユーロドルは戻り買いを優先し、1.33前後から押し目買いを勧めると共に、1.34台半ば以上からナンピン売りを勧める。

★邦銀勢によれば、輸出入企業共に様子見スタンスを強めているが、輸出企業は98前後から断続的に散見されている模様。一方、輸入企業は97円割れから随時実施しているが、現状では96円台半ば前後から押し目買いで待機している模様。

★海外勢によれば、方向感に乏しい中、レンジ幅を1.3300~1.3500まで拡大し、1.33台半ば割れから押し目買いと共に、1.34前後からのナンピン戻りで待機姿勢を強めている模様。

★クロス円は、円買いニーズが増しているが、戻り売りを優先し、ユーロ円は130円台半ば以上から難平売りを勧める129円前後からの押し目買いで待機することを勧める。そして、豪ドル円は86円前後から押し目買いを勧めると共に、88前後からナンピン売りで待機することを勧める。

******************************

●市場ストップロス・オーダー状況  
通貨       売り      買い
ドル円      96.05      98.40
ユーロ円     129.10     131.25
ユーロドル    1.3260     1.3485
豪ドル円     86.10     88.30

【ポジション戦略7通貨】 《ドル円》 東京時間7:45現在

《ドル円》海外市場序盤のドル円は、アジア株価が全般的に下落した影響を受けて、一時96円後半へ下落した。また、2.90%へ上昇した米長期金利が2.8%台前半へ低下したことも、ドル円の上値を重くしている模様。ただ、日米金利差はやや縮小したものの、依然として拡大傾向にあることやFOMC議事録が早期利上げを示唆する内容とならないという見方を材料に、堅調な動きが予想される。また、NY株価は小反落となったが、ドル円下落の下値抵抗力をみれば、反騰する可能性は高いと予想される。一方、欧米株価下落に伴うアジア株価下落が続けば、リスクオフを切っ掛けに、上値は抑えられる可能性は残される。

ドル買いゾーン97.25-40円
ストップロス96.95円
ターゲット97.80円
(現水準、97.35円)



【ポジション戦略7通貨】 《豪ドル円》 東京時間7:45現在

《豪ドル円》RBA議事録内容がハト派的だったことや株価下落などリスクオフの流れを受けた豪ドル・ドルが下落したことと同時に、株価下落を嫌気したドル円下落が重なったことで、海外市場序盤の豪ドル円は87円半ば付近へ下落した。ただ、株価下落の影響が限定的となったドル円が回復基調となったことやRBA議事録内容を消化したと思われる豪ドル・ドルが回復したことで、豪ドル円は88円前半まで回復している。引続き、材料出尽くし感の強まった豪ドル・ドルの買い戻しが継続する動きと共に、日米金利差拡大傾向を材料にしたドル円上昇予想が重なる結果、豪ドル円は堅調な地合いを維持しそうだ。一方、欧米株価下落に伴うアジア株価下落が続けば、リスクオフを切っ掛けに、軟調な地合いに転じることも考えられる。

豪ドル買いゾーン88.15-30円
ストップロス87.80円
ターゲット88.80円
(現水準、88.22円)


予想レンジ
ドル円    97.50~98.80
ユーロ円   129.50~131.00
ユーロドル  1.3200~1.3350
豪ドル円   88.50~90.00

******************************

昨日発表された米小売売上高が4カ月連続で増加となり、底堅い内容だったことから、早期のQE縮小開始期待が高まり、米10年債利回りが2.7%台まで上昇したことを受けて、ドルを買い戻す動きが広がりつつある。ただ、先の各連銀総裁に続いて、ロックハート・アトランタ連銀総裁はQE縮小へのステップは景気動向が確実になってから実施すべきと言及している。可能性は排除しないとしながらも、現時点ではFOMCのデータが足りない旨を強調しており、9月FOMCでの縮小開始には消極的な姿勢を示している。

一方、ドル円は引き続き安倍政権による法人税引き下げ観測を踏まえながら、順調な株式市場の推移を背景に、98円台まで上昇を速めており、相対的にドル円は底堅さを取り戻しつつあるが、円ショートの巻き戻しが一巡した反動買いとも解釈できる中、ドル円98円台半ば前後では実需および利益確定売りなどが控えており、上値は限定的と見なす方が無難であろう。

他方、ユーロドルはドルの買戻しが優先される中、徐々に上値の重さが再認識されているが、夏季休暇中のポジション調整売買が一巡していることもあり、依然として、1.3200~1.3350のレンジ相場の域を脱してはおらず、上記レベルからのナンピン売買で対応することが賢明であろう。


戦略的には、ドル円は株価動向次第であるが、引き続き戻り売りを優先し、98円台半ば前後からナンピン売りを勧めると共に、97円台半ば前後から押し目買いで待機することを勧める。一方、ユーロドルはドル円と同様に戻り売りを重視し、1.33台以上からナンピン売りを勧めると共に、1.32割れから押し目買いで待機することを勧める。