そして彼から連絡がありました。

~久しぶり、彼女から話は聞いた?
実は今、地元に帰ってきたんだ。そして君のアパートの下にいます~

~!?下?~

窓から下を見ると、携帯片手に手をふる幼馴染みが...。あんた、埼玉県にいるはずじゃ!

まだ娘は起きてるし、家をあけるわけにもいかず、

~まだ娘起きてるし、電話じゃダメなの?だって、ダミーで付き合ってたという報告でしょ?~

~当たってるけど、少し違う。待ってるから、時間とれたら連絡して~

いつになく強引で、そんなに話したいならと、娘が一時間後に寝たので、また電話すると、まだ待っていました。

アパートの下まで降りると、やっぱりニコニコフワフワ笑っている彼。

~何か用なの?私、怒ってるんだよ!
ダミーで女の子と付き合えるような子だった?貴方は!~

~お姉ちゃんのせいだよ。なんで女なんて紹介するんだよ!しかも、なんでお姉ちゃんから紹介されなきゃならないんだよ!~

~あんた、まさかそっちの趣味?男を紹介すればよかったのか!~

フワフワ笑う彼。
~もう、そういう恋愛に疎いとこ、直らんね。俺はあなたが好きだったんだよ。もうずっと前から~

~私を?いやいや、あんた、私、人生シロクマよ?ぶくぶく太ってるおばちゃんで、あなたより7つも歳上!子どももいてバツイチ!~

~しょうがないよ。好きだから。忘れようと5年かけたけど、無理だったから、会いにきた。お兄ちゃんなら諦めたし、結婚した人も幸せになるならいいやって、俺、かなり我慢したから~

~でもね、私は幼馴染みで弟みたいに思ってきたよ。だから、友達いい子だと思ったから紹介したの。~

~俺、離婚した後に、1回好きだって伝えたはずだけど?あれ、よく無視したよね...~

好きだと伝えたはず?
記憶を遡っても、好きだと言われた覚えがない。あるとすれば、飲んだ帰りに冗談半分で歌いながら言われたときぐらいだった。

~まさか、あれ本気だった?~
~冗談であなたが好きだって言う?~

またフワフワしやがって!
なんか腹が立ってきた!

その3へつづく

#好きだ