金門橋 | われは河の子

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 金門橋 アリステア・マクリーン 1976年

 カドカワ文庫 昭和62年


 石油売買契約のためにアメリカを訪問中の産油国の国王と王子、族長たちと、合衆国大統領の乗る大統領専用バスが、大犯罪者ピーター・ブランソンと、彼の率いる各分野のプロフェッショナル集団によってサンフランシスコのゴールデン・ブリッジ上でバスジャックされる。

 ブランソン一派は、近くの山上のレーダー基地と、陸軍のヘリコプター2機をもジャックし、バスを完全に橋上に確保して政府に対して莫大な身代金を要求する。

 ブランソンは報道陣の乗るバスも押さえたが、報道関係者には自由に橋から立ち去って良いことを告げるが、世紀の大スクープを眼前にして立ち去ろうとする記者は1人もいなかった。

 その記事たちの中に潜入捜査官として潜んでいたFBIのポール・リブソンは、美貌の女性記者エイプリル・ウェンズデイや医師のオヘアと協力して、打開策を探り、ブランソンとの頭脳戦を展開する。


 サンフランシスコ湾にかかる有名なゴールデン・ゲイトブリッジという一点限定の冒険小説。

 まず、通信手段と武器を手に入れるアイディアが実現可能かはさておき、非常にトリッキーで読むものをハラハラさせる。

 巻末の解説で、マクリーンの小説は、その頃同じくイギリスの冒険小説として世界を風靡していたイアン・フレミングの007シリーズとの共通点を取り上げているが、007シリーズの映画では、その後「007/美しき獲物たち」の中でゴールデン・ゲイトブリッジの橋脚上でのアクション・シーンが取り入れられていて、よりサスペンスフルになっている。

 高所恐怖症になってしまった今では怖くて見ることができない😱