茗荷が旬を迎えています。
写真はお借りしました
爽やかな苦みが夏を感じさせます。
ところでこの茗荷という字、くさかんむりに名を荷う(になう)と書きます。
昔、お釈迦様の弟子に槃特(はんどく)という人物がいました。
ところがこの男、極めて物覚えが悪く、自分の名前を訊かれても答えられないほどでした。
托鉢で喜捨を求めに行って、先々で名前を訊ねられても口ごもって答えられないので、「こんな愚かな人がお釈迦様の弟子であるはずがない、あっちへ行け!」と追いやられて、施しを受けることができませんでした。
この窮状をお釈迦様に訴えると、哀れに思ったお釈迦様は長い旗に大きく名前を書いてそれを背負って歩くがよいとアドヴァイスをくれました。
以降槃特は、施しを受けることができるようになりました。
その槃特の死後、彼の墓から見たことのない草が生えて来ました。
人々は名前で苦労した槃特にちなみこれを槃特草と呼ぶようになり、漢字圏の中国に伝わり茗荷という名と字が生まれました。
また茗荷を食べると物忘れをするという俗説の由来にもなっています。
私はこの知識を小学生の時から古典落語の「茗荷宿屋」というネタで知っていました。
高次脳機能障害で短時記憶障害があるので、せっせと食べようと思います🤣
