”今日は哲学の日” | われは河の子

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 中村天風は明治時代、日露戦争において軍事密偵(スパイ)として活躍したが、捕らえられ、銃殺寸前のところを部下の投じた手榴弾の爆発により辛くも一命を撮り溜めるというジェイムズ・ボンドのような人物ですが、戦後奔馬性肺炎という当時の不治の病に罹り、それを治療するために世界中の名医を訪れるが、やはり甲斐なく、アメリカでは自分も医者の資格を取った。
 その後もヨーロッパを周遊するがたまたま船上で知り合ったヨガの聖者に導かれてヒマラヤに行き、そこでヨガの修行を積むことでついに病を克服し、日本初のヨガ行者となって帰国する際に清国で孫文の辛亥革命に協力し、その代価として莫大な報酬を得、帰国後は実業界に乗り出し銀行を経営したり、幾つもの会社を経営したが、ある時一念発起し、自らの哲学、思想を「心身統一法」として辻説法から説き始め、天風会を結成し、やがて軍人の東郷平八郎や山本五十六などにも教えを与え、戦後はナショナル(現パナソニック)の松下幸之助や、京セラの稲盛和夫なども指導した。
 スポーツ界では元ヤクルト監督の広岡達朗なども門下に入り、没後の現在でもメジャーリーグ、ドジャースの大谷翔平が師叔することでも知られる哲人であり、鉄人です。
 現在でも天風会の会員は3000人と推定されていますし、私の許にも毎日メールマガジンが届きます。