隣のベッドのTさんは道北R市からいらした人で、首の難病の手術を来月2日に受けられるそうです。
私は10年ほど前にR市の近隣で出張仕事中に糖尿病性網膜症から左眼の水晶体出血というのを起こし、左眼の視界が血の塊で閉ざされてしまいましたが、当時仕事をしていた田舎町には眼科がないということで、R市の市立病院まだ行ったのですが、そこの眼科医に「失明する可能性があります」と宣告され、冗談じゃないと仕事をほっぽり出して札幌に帰って来て、ここA脳神経外科からほど近い市内でも有名なO眼科病院にかかったところ、そこで名医と評判のH先生に「そんなことを平気で患者さんに言う眼科医がいるんですか⁉️
手術をすれば簡単に治りますよ」と言っていただき、実際見事に完治しました。
その話を紹介すると、Tさんは「建物は立派ですがヤブばかりですよ!」と諦め顔で言いました。
医療過疎の問題は深刻です。
そんなTさんですが、建設業だそうですが、2年前までは観光バスの運転手さんだったそうです。
コロナ禍で仕事が減ったので転職されたのでしょう。
初めてお会いした時には頭頂部がかなり薄くなっているのでてっきり年上だと思いましたらまだ61歳だそうですのでまだまだ先は長いから思い切って手術に挑まれるそうです。
またTさんにしてみれば、隣のベッドの金髪でやたらと口が軽くて、看護師さんたちと仲の良い私がまさか年上だとは思わなかったようです。
私は来月5日に退院しようかなと考えていますので、それまでは仲良くしていようと思います。