車椅子事情 | われは河の子

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昨日デイのリハビリで一度も立ち止まらずに20メートル以上杖歩行して、担当の美女OTのSさんに褒められました。また彼女に膝を抱えてもらって腹筋運動を10回こなしましたが、この施設で自力で腹筋だけで起き上がった人は初めて見たと言われました。伊達にワンダーコアを壊れるくらいに使用して来たわけじゃありません😆


 というわけで、脳卒中発症から6年、全く歩けない訳ではありませんが、ですからなおのこと、外出時には車椅子と杖の両方が必要になります。

(杖がなければ玄関を出て道路に降りることもできません。)


 現在の私の車椅子はこんな感じです。


クッションが汚くて申し訳ないですが、前輪のパイプに杖ホルダーで杖を固定できるようになっています。


こんな感じですね。杖を持たなくても良いので便利グッズです。


 もちろん家の中では車椅子か杖歩行かのどちらかなので、このようにすることはありませんが、

こんなわずかな装置でもちょっとの出っ張りになりますので、あちこちに引っ掛かったりして邪魔なのです。


 そもそも車椅子には電動式を除くと、自分で漕いで移動する自走式タイプと、


写真はお借りしました

タイヤの外側に手で漕ぐためのハンドリムという輪が付いています。

もう一種類、自分では動かすことができず、介助者に押してもらうだけの介助式があります。


写真はお借りしました。


車輪が小さいのが特徴です。


 1枚目の写真をご覧になって分かる通り、私のは自走式です。


 しかしながら私は重度の片麻痺のため、左手は使いものにはなりません。


 つまり進むには麻痺のない右手でリムを漕ぐのと同時に、これも健足である右足で地面を蹴って前に進む必要があります。


 ところがこれが意外と難しいのです。


 6年も乗っていますから慣れてはいますが、まだ入院中に、車椅子の練習(これもリハビリ)をしたところ、右側にしか力が入りませんので、右に右にと曲がってしまいますし、極端な場合その場で右向きに回転するばかりでした。しかも当初は高次脳機能障害の半則空間無視もありましたから、目で見えていても脳が左側を認識しない状態だったため、左側をぶつけてばかりいましたし、尚更右へとばかり進んでいました。


 ですから言い方は良くありませんが、脊髄損傷で下半身付随だけど両手の効く人の方がよっぽど上手く操作することができますし、実際両脚欠損のたかちゃんは私より達者な車椅子乗りです。

 入院当時、私の担当の看護師Mさんが、みんつちさん専用の車椅子練習用にと、居室から食堂までの間に緑色のテープを床に貼って、車輪でこのテープを跨いで行きなさいという配慮をしてくださいました。



スタッフからは河童ロードと呼ばれるようになりました。🤣