おはようございます。肺炎は間違いなく軽くなって来ているのに咳がひどくなってしまいました。昨夜は左半身も痛くてキツかったです。まだ6時の起床時間前ですが、特別にカーテンを開けてもらいました。
私はこの病院ではすっかりベテラン患者の域ですが、この5年間の間にずいぶん変わったこともあります。主として医療機器の進歩ですね。
現在でも私は心電図計と血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターを装着しておりますが、何と小型一体型の機械なんですよ。
これ一台で,双方の数値と波形、そして過去データが表示されます。小型なので病衣のポケットに入れたままで移動することが可能です。
去年SCSの手術をした時は,まだ大きいモニターの心電図計がベッドの傍に置いてあったのですがね。もちろんいいことばかりではありません。
指先に嵌めたパルスオキシメーターと胸の前面に幾つかの電極を貼り付けて計測する心電図計が一体化しているわけですからコードの数が多く,すぐ絡まってしまったり、特に指先の装置が外れやすいです。
また、今回てんかんと肺炎を起こしたことで喉と口の機能が大分衰えてしまいました。私は5年前の脳出血の時は最初少し呂律の悪さはあったしその後も嚥下機能は下がっている事を実感していましたが、喋ることには何ら不都合もありませんでしたので、毎日STの音読訓練をやるだけで済みました。
ところが今回は舌と口の動きが低下しているということで新しく取り入れた喉に電極を貼って複合低周波を流す治療を提案されました。結果として,メーカーの説明書には明記されていないものの、腕や脚ならともかく、脊髄に直接電気を流し続けているSCS療法をやっていることから万が一のことがあってはならないと、その治療は見送らられることになりました。
その喉の電気治療も、そしてSCSそのものもまだ一般的に普及しているとは言い難いので、こんな齟齬も出てくるのだと思います。
一方で今朝は朝の5時からまた採血がありました。この血液はすぐさま民間の検査施設が回収に来て即刻検査され、担当医の出勤時にはデータとして病院に届いていると言うシステムで以前と変わりません。どれだけの医療関係者が徹夜で私たちのために働いているかと考えると本当に頭が下がります。
それに比べると、毎月25日間の出張とはいえ、定刻5時、最終のお客様が来なければ4時半には片付けを始め(一日中1人のお客様の来ない空振りの日も月に数日あった)、後は適当にドライブして次の街に向かい,早くから風呂に入って酒を飲んで好きな本を読んでいた私は、なんて楽な仕事をしていたのだろうと強く思いました。