美術館デートと月兎 | われは河の子

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 写真はお借りしました。


スピーチリレー終了後、総合福祉センターからほど近い道立近代美術館で開催中の『国宝・法隆寺展』に移動支援の美女Mさんと一緒に行ってきました。


 Mさんとの美術館デートは『古代エジプト展』に続いて2度目です❤️



 展示の目玉はポスターにもなっている、斑鳩の法隆寺の寺域内に位置する尼寺「中宮寺」の本尊で国宝でもある菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしゆいぞう)ですが、


 写真はお借りしました。


 私が見たかった今回の本命は、同じく中宮寺に伝わる、飛鳥時代に造られた、わが国最古の刺繍美術である『天寿国繡帳』(てんじゅこくしゅうちょう)でした。


 この刺繍を施した織物は、聖徳太子の没後、彼の遺徳を偲んだ妃の橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)が太子が往生した極楽王土のイメージを刺繍に織り込んで遺し伝えたもので、1400年前の実物は幾片かの断片しか実在してはありませんが、その中に日本最古の月兎(げつと)、月の中で餅搗きをする兎がデザインされています。


 写真はお借りしました。


 月の紋様が兎に見えることは東アジアをはじめメキシコなどにも伝わる伝承ですが、特に日本では満月を意味する望月(もちづき)と餅搗きの音の相似によって定着したといわれます。


 時あたかも今夜は中秋の名月(十五夜)です。

 

 本当に今年の私はツキ(月)に恵まれていると感嘆いたしました。



 40年前の法隆寺デート❤️

本質は半世紀近く経ってもちっとも変わっておりません🤣