カセット | われは河の子

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 「あんたの吹奏楽のカセットあるよ」
「えええぇ〜っ!!」
 昨日ニョウボに突然言われて驚きましたよ。

 確かに、第21回北海道吹奏楽団体コンクールのタイトルも立派なカセットがケースごと保管してありました。
 この家にあることはずっと忘れていました。
 実家に置いてあって、古くなって劣化しているだろうから、実家と一緒に処分したものとばかり思っていました。
 しかし、カセットデッキもないから聴けないといいましたら、ニョウボが英会話の学習用に使った小振りのラジカセも出して来ました。

 ところがあにはからんや、やはりテープが劣化して切れてしまい、結局聴くことは叶いませんでした。(泣)

昭和51年10月9.10日 札幌厚生年金ホールにて収録とプリントされていますので、43年前のカセットテープになります。そりゃ劣化して当たり前です。

 当時私は中学校3年生。函館地区代表校として2度目の全道大会出場でした。
 演奏したのは、課題曲の「ポップス描写曲 メインストリートで」と、自由曲 ショスタコーヴィッチ作曲の「祝典序曲」の2曲。
 結果は前年同様、全国大会出場はおろか、金賞さえ取れず銀賞に終わりましたが、少年時代の貴重な思い出です。
 昨年末には、この時のバンド仲間が、当時の顧問の先生を交えて、郷里でOB会を開催して、かつてこのテープからダビングした音源を流したそうです。私は参加できませんでしたが、必死で楽譜と楽器に食らいついた絆は今でも強いです。

 それにしても、今では今の食卓と、介護ベッド、せいぜいトイレと、洗面所と、風呂しか活動範囲のない私は、自宅の中に何があるのかさえもわからない、探せない状態になっているのが悔やまれます。
 大学の合格通知とか、青函連絡船の船内食堂の箸袋とかも、どこかに保存してあるはずなんだけどなぁ。