まず学習したテーマは経験代謝。
聞き慣れない言葉ですが、そのはずで、経験代謝と、そのサイクルは、日本キャリア開発協会JCDAによる造語です。
古い細胞が次々と生まれ変わることで生命が維持され成長する新陳代謝のように、人は経験の変化、積み重ねによって自己概念を作り上げ、明確化して行くというプロセスで、人は経験の再現(自分の言葉で語る)を通し実現したい自己概念の明確化(意味の出現)を経て、現実的課題への適応(意味の実現)へと進み、キャリアコンサルタントは、相談者の語りから、共にキャンパスに絵を描くように再現された経験を共に見ることで、相談者の自己概念形成を支援します。
そこで互いに自分の経験を語り合う事をグループワークとしてやってみました。
私は、最近印象的だった出来事(経験)として、あるブロ友さんが自身のブログで書かれた内容と、それを読んだ私の気持ちをお話ししました。
聞き役の方達からは、
「みんつちさんの話は文学的というか、一編の小説を読んだように感じました。」と評していただきました。
傾聴する姿勢の大切さも学びました。
さらに昨日心に残ったのは、採用面接におけるNGワードです。
現在は、部落差別を助長する観点から、採用面接において、本籍地や、出身地を質問することは禁じられています。北海道出身者にはピンと来ませんが、その答えだけで、出自を推測されうる地域がいまだに存在するのです。
それは知っていましたが、その後自分で調べて、
「尊敬する人物は誰ですか?」「愛読書は何ですか?」「読んでいる新聞、雑誌は何ですか?」などもNGワードである事を知りました。
尊敬する人物などは、陳腐ですが、昔はスタンダードだったような気がします。
しかし、これらの質問は、憲法が保障する、「思想信条の自由」に抵触し、基本的人権を侵害する怖れがあるそうです。
もちろん「付き合ってる人はいるの?」は完全なセクハラです。
しかし、先日発表された連合の調査結果では、
3年以内に就活をした男女千人の14%が、面接官から不適切な発言を受けたと回答しています。
気をつけなければいけません。
そして、またあっという間に8時間半の講座が終わりました。
疲れました。さらに追い討ちをかけるように、鼻水と咳、目と喉のかゆみが止まりません。
シラカバの花粉症でしょう。