1週間 | われは河の子

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あの巨大地震からはや1週間になり、ほとんど地震前の生活を取り戻した北海道です。
 しかし、震源に近い地域ではまだまだ停電と避難所暮らしが続いておりますし、風評被害などもあり、北海道経済は未曾有の打撃を被りました。
札幌市内でも、被害の地域差が著しく、清田区のようにもう住めない場所があるなんて、ぞ想像だにできません。面積が大きいので、一絡げに北海道とは語れません。
 もちろんいろいろ気になることを上げたら数え切れません。昨日のニュースではゴミ処理工場がある追いつかないという事をやっていました。施設の処理能力を遥かに上回るゴミが持ち込まれていて、そのほとんどは、冷凍食品などの廃棄された食糧だそうです。
またコンビニ弁当は、中に入る食材の1品でも揃わないと、内容表記シールにも背くことになり、
完成品として出荷できないそうです。
まぁルールはルールなんでしょうが、こんな時にもっと柔軟に対応できないのが日本人的ですね。
例えば、地震直後の混乱状態で、電気も水道もガスも止まった時に、やはり賞味期限を過ぎた弁当やパンその他食品は、やはり廃棄されたのでしょうね?食べられない人がいる一方では、食べさせられない人はいる現実。
 確かに当時まだまだ夏が続いていた本州以南では無理でしょうが、すでに秋、所によっては冬のような気温になっていた北海道です。
 しかしそういう緊急措置を認めたとしても、いつまでならOKかという線引きが難しいです。
そして、最後には日本人が一番苦手とする責任問題になってしまいます。賞味期限を過ぎた弁当を食べて体調を崩したが、責任は販売した店員さんにあるのか、店長なのか、会社なのか、買った本人なのか?答えは出ませんね。
 電気に関してもいえます。
全道完全停電という困難に対し、予想のほか回復は早く、これが被害の拡大を防ぎました。
節電が推奨されて、街中のネオンも消え、懸念された計画停電は回避される事になったようです。
現代の闇に驚愕した道民は、身に染みて電気を大事にするようになっています。
しかし、しかしですよ。
今まで、道民は、日本一高い電気料金を払って来たのですよ。
東日本震災後に運転を停止した泊原発の再稼働無しには電気料金値下げは行えない。いざという時には電力の安定供給ができないというのが北電の言い分でした。しかし、今回いざという時が来てしまいましたが、火発がきちんと稼働できたら、電力不足は回避できたことを図らずも証明されてしまいました。北電の言い分はウソだったのです。翻って言えば、安倍政権の言い分も嘘だということになります。
いろいろ考えさせられる被災地です。