実はコンクール形式になっていたので、密かに優勝を狙っていた私。
落語の受けもよかったので、しめしめと楽観視していたのですが、
最後に舞台に立ったのは、なんと我がクラスの3人組でした。
秀才だけどちょっとイッちゃった感がある「へどし」と、多分ワルの部類に入っていた「なんべ」と、そういう意味では非常にどっちつかずだった「ミッツ」との意外なトリオ。
しかも「へどし」は同じクラスのトモコから借りたセーラー服を着て登場。
この段階で不吉な予感がしたんだよね。
して「なんべ」が高らかに歌い上げたのがこの曲で、それに合わせて学生服姿の「ミッツ」とセーラー服の「へどし」が繰り広げた寸劇。
もうその直後から、誰も私の噺なんか覚えてはいませんでした。
♪ まんず、まんずまんずぶったまげた〜〜
あまりのインパクトを与えたショーは、当然の如く優勝をかっさらっていきましたが、腹の皮がよじれまくった私は涙を流しながらのたうつのがやっとで残念も悔しいもありませんでした。
あれから40年。
さっき、すかぽんさんのコメントに触発されて、その記憶の中の『♪ まんずまんずぶったまげた〜』で検索してみたら、あの日ホテルの宴会場で一度だけ聴いたこの曲がみつかりました。
まさしく「ぶったまげた〜〜!」です。
役者の平田満さんとは同名異人の方のようですがまったく知りません。
流行った歌なんでしょうか?