舞台となるのは、岡山県の山奥にあるという設定の鬼首(おにこべ)村で、湯治遊山に来ていた金田一耕助はそこで事件にでくわします。
作中の村はもちろん架空のものですが、
東北にはそのまま鬼首という地名も金田一という地名も存在します。
岩手県にある金田一は、小さな温泉地ですが、この名を広く全国にひろめたのは、彼の地の緑風荘という温泉宿に、座敷わらしが出没するという言い伝えでした。
残念ながら座敷わらしには会えませんでしたが、
お茶菓子は供されました。
全国のファンからの浄財で宿の再建もなったとかと聞きました。
そして、宮城県の山中にある鬼首。
ここも正式には「おにこうべ」ですが、地元の人もオニコベと発音していました。
ここも温泉地です。
近くにみごとな間欠泉が噴き出していました。
オシャレで華やかなところには縁がありませんが、土俗で怪しげなところには昔から足が向きます。