ゆなどき・んがくの・でるろも | われは河の子

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紀伊半島もだいぶ南に来ています。
ここでこんな風景を見ていると、「怪奇四十面相」の黄金ドクロの暗号を思い出します。

少年探偵団シリーズのこの一冊。読んだのは小学校4年の時でした。
「ゆなどき・んがくの・でるろも」
黄金ドクロの怪人が、あごをガタガタいわせながら語る不気味な地獄のことばは40年以上経っても忘れられません。

不思議なことばは、小林少年の活躍で集められ、やかて名探偵明智小五郎が暗号を解読します。

「きのもりとざきどくろじまどくろのさがんをさぐれよながるるなんだのおくへとゆんでゆんでとすすむべし」

これも一字一句覚えています。間違ってはいないはずです。

紀の森戸崎、髑髏島。
髑髏の左眼を探れよ。
流るる涙の奥へと
弓手弓手と進むべし。

もちろん、紀伊半島に森戸崎は実在しませんが、江戸川乱歩の想像した地に、10歳だった少年が、おっさんになってから近づけるなんて感無量です。


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