汽車旅がしたい | われは河の子

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有栖川有栖著
「有栖川有栖の鉄道ミステリー旅」を読みました。

ミステリー作家の著者はいわゆる「乗り鉄」で、彼の鉄道遍歴と鉄道ミステリーを論評した好エッセイでした。

ああ、鈍行列車の旅がしたいなあ。

私も、「鉄」といわれるほどではないけど、汽車旅は大好きでした。
ものごころつくころから新幹線に乗っていた大阪出身の有栖川さんとは違い、北海道出身の私は小学校まで蒸気機関車は当たり前でした。

だいたい、北海道のJRは未だに電化されていない、ディーゼル機関車が主流ですから、電車という言葉に違和感があります。
私達にとって電車といったら函館や札幌の市電のことなんです。
JRに乗ることは「汽車に乗る」というんです。
あ、北海道に私鉄はありません。

昔、京都で大学生をやっていたころが、旧国鉄の最盛期でした。
函館への帰省は、ブルートレイン「日本海」と青函連絡船を使うのが主でしたが、青春18きっぷを使い、函館~京都や函館~松本を普通列車を乗り継いで行ったこともありました。

北海道に帰るのに、用事のない水郡線に乗ったり、京都から夜行普通列車「山陰」で鳥取に行ったり、思い出は尽きません。

スピードが命の現在の移動手段で、不便と車窓風景を楽しむ鈍行列車の旅こそ、ある意味贅沢の極みかもしれませんね。

函館行きの普通列車があるので、片道一時間ちょっとの小旅行でもしてこようかな。