寒いです。雪が舞っています。
この寒さの中、ふと思い立ち、函館市神山町の権現台場跡に行ってきました。
五稜郭ができた時、その鬼門封じのため上山村に東照宮が勧請されました。荘厳美麗な社殿だったそうです。
これにより上山は神山と改称されました。
さらに、その北方に四稜郭が造営されると、東照宮にも砲台と陣地が設けられました。これが権現台場です。
箱館戦争の5月11日の官軍総攻撃の時、松岡四郎次郎が一連隊と衝鋒隊を持って守備に当たりましたが、四稜郭が落ちたことにより撤退。東照宮も焼けおちました。
現在は神山稲荷神社になっていますが、当時の石の鳥居だけが残っています。
五稜郭の奉行所から50度の角度で、五稜郭工事や旧幕軍の犠牲者を供養し、一説に土方の埋葬地説(それからの土方歳三 柏倉清著 ノーベル書房)のある無量庵大円寺・権現台場・四稜郭がきれいに一直線上に存在します。
なにか風水的な、あるいは陰陽道的な配慮がなされているような気がします。
それにしても、クリスマスイブに神社かよ。