機嫌が悪かった。
一昨日の夜、彼の機嫌がすごく悪かった。
私は仲間内で友だちの誕生日をお祝いしてスイパラ行っていて
その裏で
彼はクラス会があったみたい。
成人するまで飲まない主義の彼を猛攻撃する周りにほとほと耐えかねていたよう。

だけど私もその日は友人とわいわいやっていて
流石に疲れたか
どうにも眠くて。

彼が必死に愚痴を零しているのを
聴き遂げてあげられなかった。
彼は一人で喋っていたの。

聴いてる?
って言われて
聞いてるよ
って言ったけれど私はほぼ聴いていなかったわけで。



「一人で喋ってたのは悲しかったなあ」



と捨て台詞を言われて電話を切られた

泣いてしまいたいのを堪えて、私がいけなかったのだ、と思い込んだ。
眠さを我慢できなかった私が悪い。彼の不機嫌さを(酷く不機嫌になると違う人みたいになることを)わかっていた上で、起きていられなかった私が悪い、と。


その前日、彼が不機嫌になるとちょっと怖い、と話したばかりだったからか
「こんな私の話は聞きたくないでしょう?」
とも言われた。それとこれとは違うと言って見せたけれど
本当に彼に怯えないでいたのか。


電話を切られてから暫くして
「ごめん 最後のは完全に八つ当たり ごめんね」
ってLINEが来てた
謝られても
私の中に空いた傷は塞がらないの

フォロワーさんと
「私は誰かのためにしか生きられないんです。頼られたり甘えられたりしないと、存在意義を無くすんです」
と話したばかりで
あぁ私は彼に何もできない。生きている価値などどこにも無いじゃないか
そう思った。
その虚しさをごめんねの一言で埋めようなんて流石に思っていないだろうけれど。



そして昨日は17時台に電話が来た。
友だちといたから取らなかった。
友だちといなくても多分、取らなかった。
きっと、私が電話しなきゃいけないんだろうなこれは、と思いながら0:30に電話をかけた。
丁度出られないタイミングだった。そのあと向こうから掛かってきた。
10分黙ったままだった。
私は座っていた。
寝てしまわないように。
また咎められてしまわないように。
そんな努力など露知らず。。。

「貴方が嫌がること言っていい?」
「電波悪くて聞き取りにくいことをわかってくれるならいいよ。」

「昨日は本当に辛かった。ここ三年間で1番くらい。貴方と電話を切ってから他の人に電話して話したんだよね。」


あぁやっぱり私はもう必要無いのね
他にも話を聞いてくれる人がいてくれて良かったじゃない
私よりいい声で私より話をわかってくれたんじゃないのかな
良かったじゃない素敵な人がいて。
なんとなく嫌な予感はするけれど。


「それでこの話は終わり。」
「他には?」
「もっと貴方を傷つけるけれど」
「…」

私を傷つけるのを躊躇うなら
そもそもそんな話なんかしなければいいのに
馬鹿みたい。
私が話を聞くとわかっててそんな発言をするのね。
逃げ道を作ったのね。酷い話よ。



「さっき電話したって言ったの、男じゃないんだよね」

そんなのわかりきっていた。貴方が男友だちにそんな話を愚痴るとは思えない。
嫌な予感とは当たるものね。

「ほかの女性だったんだけど、その人、私が気になっていると言った人で。」

貴方がそう間をおいて話すくらいだから
そうだと思ってたよ

「その勢いで告白したんだけど」

へぇそんな勇気があったんだ。
貴方は気になっている人って言うけれど
私にその人の話をした1ヶ月前から
気になっている
じゃなくて
好きだったんでしょ?
そうでもなきゃこんな唐突に告白したりしないでしょう。

「フられたんだよね」

貴方の作る包囲網はいつも穴だらけ
自ら伏線張って回ってるみたい。
まぁ私もあとあと回収しているだけにすぎないけれど。

「付き合ってた人や好きだった人には幸せになって欲しいと思う?」

「私は片想いの人に恋人ができたらその場で好きじゃなくなる。それは自分が相応しくなかったんだと思うから。幸せになって欲しいね。」

「今はどう思う?」

これを聞くためにそんな質問してきたのか。卑怯ね。

「貴方に対して?」

「うん」

「とても(フられて)残念だったと思うわ」

ざまぁみろ
くらい思っても許されそうだけどね。

「これからも私と電話したい?」
「え?どうしてそういう質問をするのかわからない。」

もし告白して振られなかったら
私との電話はやめていたのでしょうか。

それからというもの
「電話してくれてありがとう」
という旨の言葉を言ってくる
正直なんのつもりかわからない
怖いし
薄気味悪い
今まで言わなかったくせに。


それでもやめられないの。



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