魔女と過ごした七日間 東野圭吾★★★☆☆

▼元刑事で探偵の月沢克司が何者かに殺された

▼現役の時は指名手配犯の見当たり捜査のプロだった

▼息子の陸真が犯人探しに乗り出すのだが、そこで不思議な能力を

もった女性と巡り合う▼羽原円華プロファイル能力に優れた魔法使い

のような女性でわずかな痕跡から真犯人へと迫っていく

▼警察のAIを駆使した捜査手法と魔法の能力、勝つのはどっちだ

▼やがて辿り着いた真相とは・・後半はハードボイルドな展開です

 

777トリプルセブン

伊坂幸太郎★★★★

▼ご存知 伊坂幸太郎の喜劇サスペンス 「殺し屋シリーズ」の第4弾

▼世界一不運な殺し屋・天道虫こと七尾

▼驚異的な記憶力を持つ女・紙野結花

爆弾を使った殺しが得意な2人組コーラソーダ

▼数々の殺人に手を染めてきた殺し屋6人組

▼遺体処理のプロ、高校時代は同じバスケ部の同級生モウフマクラ

国民からの人気が高い政治家蓬長官・・等々が同じ高級ホテルで

別々の用事や任務をこなしていたのだが ハプニングが続出

▼一見バラバラな出来事がやがって一本の線で結ばれていく・・

▼高級ホテルを舞台に偶然と必然が入り乱れる至極のサスペンスです

 

この本を盗む者は深緑野分(ふかみどりのわき)

2021年本屋大賞第10位  ★★☆☆☆

▼印刷技術がなかった中世では「本の盗難」を防ぐために

「ブックカース」というものが用いられていた

▼本の中に呪いの言葉が隠されていて盗んだものはその呪いで

死んでしまうというもの▼中世では盗難防止に効果的だったという

▼この「ブックカース」をモチーフにしたファンタジーな作品です

▼去年12月には劇場版アニメも公開された本書

▼本が嫌いな女子高校生・御倉深冬が巨大な書庫の管理人を

任されることになる▼ここに所蔵されている本は貴重なものばかり

▼そこで中世に習い多くの本に「ブックカース」が仕込まれていた

▼そこので盗難事件が相次ぐ、ブックカースが発動されるので

あります▼ところはその呪いは本を盗んだものだけでなく

書庫の管理人御倉深冬にも さらに町全体にも及ぶのであります

 

ツミデミック 一穂ミチ

第171回直木賞受賞作  ★★★★

▼コロナウイルスが蔓延し人々の生活も社会のルールも変わった

▼そんな時期に起きたダークな物語 全7話の短編集であります

▼デリバリーの需要が急速に増えたことで

▼多くの飲食店が休業に追い込まれたことで

▼リモート授業が当たり前になったことで

▼人と人のつながりが体面からリモートにかわったことで

▼対面ではなくネットで知らない人との出会いが急増したことで

▼マスクが当たり前になったことで・・起きる様々なひずみ

▼今思えばコロナ禍に設けられたルールや行動規範は本当に

正しかったのか・・未知と遭遇した際の人間という生き物の対処法に

疑問を投げかける作品「パンデミック」に引っ掛けた「ツミデミック」

というタイトルは

「罪(つみ)」「詰む=絶望・追いつめられる・終わった」という

言葉の韻を踏んだものと思われ、タイトルもお見事

 

天久鷹央の推理カルテ~アノマリーの追憶~

知念実希人★★★☆☆

天久鷹央小鳥遊優に久々の再会 今回はどんな事件に遭遇するのか

▼悪魔にとりつかれたような不思議な症状を見せる赤ちゃん

原因がわからない 名づけて「エクソシスト事件」

▼大けがを負った男性が救急搬送されてくる・・手当の甲斐なく死亡

足を食いちぎられたようで下半身が無い、さらにそこから流れ出す

血の色は赤ではなく青、謎解明へ天久鷹央の血が騒ぐ