イン・ザ・メガチャージ
2026年本屋大賞 朝井リョウ★★★★☆
▼有り金はたいて「推し活」にのめりこむ女子大学生
▼「推し」が自殺し打ちひしがれるOL ▼女子大生は別居する父親に
「留学する」と嘘をつき金を振り込ませ「推し活」につぎ込む
▼OLは推しが自殺したことがどおうにも納得できず怪しげなイタコの
下を訪ねる、すると自殺したアイドルの霊が降りてきて死の真相が
語られる▼推し活と宗教を巧みに関連付けながら物語は進んでいく
▼アイドルのために度を越した浪費をするファンたちを巧みに利用し
アイドルを売り出していく芸能事務所 推し活に潜む恐ろしさ
▼最後バラバラな登場人物たちの回収が実にお見事であります
空、はてしない青
メリッサ・ダ・コスタ 山本和子訳 ★★★☆☆
2026年本屋大賞翻訳小説部門1位
▼余命2年、若年性アルツハイマーと診断された26歳の男性エミル
▼家族、友人を捨てキャンピングカーで「終活の旅」に出る
▼この旅に付き合ってくれたのがSNSで知り合った見ず知らずの女性
ジョアンヌ▼ジョアンヌもまた大きな悩みを抱え今の生活を全て捨て
エミルにつきあ合うことにした
▼旅を続けるうちに「男と女」「家族」「友人」といった概念には
当てはまらない2人の特殊な関係が構築されていく
▼徐々に記憶が薄れていくエミル
▼徐々に過去が明らかになってい行くジョアンヌ
▼二人は支え合いながらがら旅を続け ある村にたどり着く
▼死を間近にしての新たな出会い そして新たに芽生えた価値観
▼残り2年 2人の旅はどんなエンディングを迎えるのか下巻に続く
PRIZEプライズ 村山由佳子★★★★★
2026年本屋大賞3位
▼最高に面白い一冊でした!私の中ではこれが本屋大賞一位です!
▼人気作家の天羽カインは 出す本 出す本大ヒット!
▼本屋大賞を始め多くの賞を受賞しているのだが直木賞がとれない
▼これまで何度も候補にあがるもその度に苦汁をなめてきた
そうしたこともあってかカインの性格は悪い!気が荒く言葉も辛らつ
担当編集者たちからは取り扱い注意のレッテルが貼られている
▼そんなカインがようやく気を許せる編集者とめぐりあう
▼その名は緒沢千紘 他の編集者には許さない”筆入れ”にも
素直に応じながら直木賞を取るべく二人三脚で新作の執筆を進めて
いくのだが・・▼千紘はやがて超えてはいけない一線を越えてしまう
のであります▼衝撃のエンディング誰がこんな結末を予想であろうか
▼本当に最高の一冊 最高の読後感であります
関ケ原仁義(下)
井原忠政★★★★☆
▼徳川家康の懐刀茂兵衛が関ケ原の合戦でも大活躍であります
▼歴史を変える戦いを前に一枚岩とならない徳川側の武将たち
▼誰がどこを攻めるかで大もめ!武功を争う武将たちの調整役を
任されたのが茂兵衛だ ▼しかし相手は 福島正則、井伊直政、
本田平八郎忠勝といった一癖も二癖もある猛者たち
まったくいう事を聞いてくれない
▼刻々と関ケ原決戦の時が近づく中 手をこまねいてばかりも
いられない 彼等を説得できなければ茂兵衛が家康に殺される
▼追い詰められた茂兵衛はいったいどんな方法で武将たちを説得し
まとめていったのか▼東軍の内紛を未然に防ぎ、関ヶ原の合戦を
勝利に導いた陰の立役者、茂兵衛の出世物語であります
新・本所おけら長屋(三)
畠山健二★★★★★
▼「のほほん」「まねごと」「おおばけ」の3作品
▼2作目「まねごと」のオチは最高!真夜中に腹を抱えて爆笑!
▼巻数を重ねるごとにパワーアップしていく万蔵と松吉のおせっかい
新たな登場人物たちも 1回だけではもったいないようなキャラクター
ばかり「人情喜劇」の王道を走り続けるこのシリーズ
▼中でも本書の3作品は全て 間違いなく5つ星であります
▼決して電車の中で読んではいけません 笑いをこらえきれず
声に出して笑ってしまう 周りから変な人に思われます




