関ケ原仁義(中) 井原忠政 ★★★☆☆

▼徳川家康の味方となった名だたる武将たち 

その調整役となった植田茂兵衛 

▼福島正則井伊直政本多平八郎忠勝など血気盛な武将たちの間で

勃発するもめ事を実に上手に解決していくのであります

▼会社にもこんな部下が一人いたら上司はどんなに心強い事か

関ヶ原の戦いまであと21日・・下巻でクライマックスを迎える

 

人間標本 湊かなえ ★★★★

▼エグイですね、実に気持ち悪いストーリー

▼蝶の収集家、著名な画家、その娘、さらには絵の才能ある子どもたち

・・そんな面々がある場所でつながりを持ち

6人もの大量殺人事件へと発展していく

▼犯人は犯行に至る経緯をパソコンの中に詳細に残していた

自ら犯行を自供し逮捕、起訴、そして死刑判決が確定する

▼しかし本当のドラマはここから始まる

犯人の手記に残されていた巧妙なウソ!それを以外な人物が暴き

より恐ろしい真実が明らかになっていくのであります

▼蝶の標本では満足できず人間の標本を作ってしまった男

猟奇的大量殺人事件の犯行メモには警察や世間を騙す二重三重の罠が

仕掛けられているのであります

 

恋に至る病 斜線堂有紀★★★☆☆

▼SNS時代、文字だけで深い関係になっていく若者たち

ある人物に洗脳され一度も会うことなく自殺するようにしむけられ

日本各地で自殺者が相次ぎその人数は5人6人ではなく100人近くにまで

膨れ上がり警察が動き出すのであります▼するとあるサイトの存在を認知

その運営者探しが始まるのです▼文字だけで悩める若者たちを

自殺へと導いているのは誰なのか

▼物語の始まりは学校でいじめにあっていた男子生徒と

それを助ける女子生徒の恋愛物語

▼それがやがてホラーな展開となり とんでもない方向へと

進んでいくのであります

 

 

パンダより恋が苦手な私たち

       瀬那和章 ★★☆☆☆

▼日本テレビで土曜夜9時に放送されているドラマ

視聴率があまりにも悪いので 原作はどんな感じなんだろう・・と思い

読んでみると「なんだ原作は面白いじゃん」・・

▼ただ如何ともしがたい不愉快さがある

▼恋愛コラムを書くことになったかつての人気ファッションモデル

「アリア」・・その性格が悪過ぎる、実にぞんざいで口も悪い

▼おまけに自分ではコラムを書かず担当編集者に毎回"代筆"

させるのであります こんなの週刊文春にバレたら大変ですわ

▼しかしこのコラムが実に面白いと話題になりアリアは再ブレイク

テレビの露出も増えていくのであります▼もちろんアリアがそんな

皮肉れた性格になってしまった理由も徐々に明かされていくので

ますが、だとしても"代筆"はひどい▼過去にどんなに辛い体験を

したとしても"代筆"まったくもって正当化できない! 実に不愉快!

全然同情できないのでありますこれが視聴率がとれない原因ではないかと

思う次第です・・・とはいえ二巻・三巻を買ってしまいました

 

天久鷹央の事件カルテ 知念実希人★★★☆☆

▼こちらもドラマ化して失敗した作品、しかし本は面白い

定期的に手に取りたくなるのであります

▼今回の事件は・・心臓移植を受けた学生が移植手術後不可解な夢を

頻繁に見るようになる・・

▼ひょっとしてこれは心臓を提供してくれた人物の記憶なのではないか

そんな事を思った学生が鷹央のもとに相談にやってくる

▼心臓を提供してくれたのはどんな人物なのか

▼心臓に記憶が刻まれる事などあるのか

▼鷹央が調べるとその夢はまさに心臓提供者が経験したことばかり

▼非科学的なこの現象をどう説明するのか

「心臓の記憶の真偽」と「心臓提供者の過去」が明かされていく