近畿地方のある場所について 

  背筋 ★★★

▼映画はまだ見ておりませんが 小説は面白かった

▼1984年に行方不明になった当時8歳の少女、ネットに飛び交う

真偽不明の目撃情報▼自殺者が相次ぐ集合住宅▼怪しげな宗教団体

▼林間学校で目撃された幽霊▼ホラー雑誌の女性記者が行方不明に

▼恐ろしい・ポスター・絵・写真・・これらがどう回収されるのか

▼本の最後にホラー雑誌の記者が集めた取材資料(カラー)が

袋とじになっていたのだが、まったく気付かぬまま完読

大失態を犯してしまった。これから読む方はまず袋とじを開けてから

お読みください

 

朽ちゆく庭

 伊岡瞬★★★★

▼いやーー面白い、カオスと化した3人家族

▼夫はコンプライアンス違反で自宅謹慎、昼から酒浸り

▼妻はパートで働いているが上司と不倫

▼中学生の息子は不登校で引きこもり

▼壊れた家族に追い打ちをかけるような事件が起きる

▼自宅から幼い少女の遺体がみつかったのだ・・犯人は父親か息子か

この3人以外も登場人物が皆ろくでもない 至極のサスペンスです

 

おまえさん

  宮部みゆき★★★★

▼上巻だけで610ページ かなりの読み応え、

江戸時代に起きた連続殺人事件、その犯人八丁堀の役人たちが追う

▼とうにかく登場人物が多い 最初その把握に苦労するが皆個性が強く

それぞれのキャラ設定が見事で 言うならコメディ推理小説

▼調べていくうちに20年前のある事件が今回の事件と関係している

事が見えてくる▼下巻も長いぞよ

 

ハヤブサ消防団 

   池井戸潤 ★★★

 

▼テレビ朝日のドラマは見逃しこれからNetflixで見ます 

▼これまでの池井戸作品とはやや毛色が違うミステリー小説

▼胸アツなビジネス小説を期待すると肩透かしを喰らう

▼ミステリー作家の三馬太郎が亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移住し

消防団に入る、すると連続放火事件が発生

▼メガソーラー、宗教団体、小さな町の濃い人間関係がからいみあう

▼ミステリー作家が町のミステリーを解決するのであります

 

私の幸せな結婚(八)

  顎木あくみ ★★☆☆☆

▼まだ終わらない!もう終わってもいいのに まだ終わらない

だから終わるまで付き合う▼これまでの物語のスピンオフ的短編集

▼実にまったりしていてどの章にも山場は存在しません

▼でもここまで来たら9巻にも手を出さざるを得ない