「爆弾」呉勝浩 ★★★★★

▼これはメチャ面です。取調室での刑事と犯人の攻防

次はどこで爆弾が爆発するのか、饒舌な犯人の言葉の中に

そのヒントが隠されている。言葉と言葉の戦い、刑事は

より多くのヒントを引き出そうと質問に頭をひねる

▼お互いの知識と知識の戦い。最後に勝つのはどっちだ

最初から最後まで全編凄い

 

「#真相をお話しします」結城真一郎

 ★★★★

①参者面談②ヤリモク③パンドラ④三角奸計⑤#拡散希望

全5話のミステリー短編集▼2023年の本屋大賞10位

▼どの作品も伏線から興味津々、人物設定もオチもうまい

▼今という時代を反映したエピソードの数々、普段あまり

本を読まないという人が 本を好きになるキッカケとして

お薦めの一冊です

 

「六人の嘘つきな大学生」朝倉秋成

 ★★★★

▼企業の面接官がいかに優秀な学生たちを逃しているか

▼面接する人たちのセンスと見る目の無さ

▼セリフやエピソードのいちいちが皆私のツボにはまった

▼大企業の採用方、面接の方法、一次試験二次試験という

ムダ、学生の間引き方、どれもこれも 間違っている

という視点で描かれたミステリー、納得できる事ばかり

 

「本所おけら長屋」十九 畠山健二

 ★★★★

▼このシリーズが終わりに近づいている感がして

寂しい気持ちになりました。長屋の人情「万・松」の

2人の粋なおせっかいが今回も炸裂▼中でも第4話に登場

する箱入り娘の天然ぶりは最高のキャラ設定であります

▼ばかばかしいいエピソードの中に散りばめられた伏線を

最後「感動」で回収するのは見事としか言い様がありません

早速「二十」を買いに行きました

 

 

「鞍馬天狗4」大佛次郎 ★★★☆☆

▼一つの時代が終わり新たな時代が始まる

▼時代の変化についていけずに過去に連綿とする藩士や

新撰組などの若き志士たち▼開国に文明開化

日本の激動の時代の裏舞台で繰り広げられる人間模様

▼時代の変化に抗い悪あがきをする輩たちを

鞍馬天狗が正しい道へと導いていく