「汝、星のごとく」凪良ゆう★★★★

       

▼時間軸の長い作品です。プライバシーの無い小さな

田舎町で高校生の男女2人が出会い成長していく物語り

▼2人の母親は共に男依存症で荒んだ生活を送っている

▼親ガチャで大外れした2人が必然の様に出会い

恋に落ちるが愛を育む過程で母親がネックになっていく

▼振り落としようもない重石を背負いながら2人の恋は

どこに行き着いたのか▼結末は共感できる人と出来な人

真っ二つに分かれるでしょうな▼2023年の本屋大賞

 

「腹を割ったら血が出るだけさ」

      住野よる★★★☆☆

▼住野先生の独特な世界観 やっぱりイイですね

▼女子高校生【茜寧】が大ヒットした小説の主人公と同じ

道を歩む事を思い立つ。すると偶然にもその小説の

登場人物と同じ名前の男性(女性?)に遭遇▼そこから

小説を具現化させるための茜寧の疑似恋愛が始まる

▼登場人物は誰も漠然としていてつかみどころがない

▼主人公の茜寧ですらぼんやりとしか描かれていない

茜寧が読んだ小説とはいったいどんなストーリーだった

のか?実にシュールなンディングが待っています

 

「倒産続きの女」新川帆立★★★☆☆

▼大ヒットした「元彼の遺言状」の続編であります

▼弁護士事務所の面々は一緒ですが主人公は剣持麗子弁護士

ではなく後輩の美馬玉子弁護士【近藤まりあ】なる

女性が勤務する会社が相次ぎ倒産、その謎を解明していく

▼調査の過程で起きる殺人事件▼近藤まりあをあやつる

黒幕は誰?▼新川帆立の第二作であります

 

「新選組顛末記」 

  永倉新八による回顧録★★☆☆☆

▼近藤勇派VS芹沢鴨派の主導権争いから始まり新選組の

醜さがよくわかる一冊です▼彼らの志がいかに空虚なもの

であったか、肩で風きることで自尊心を満たし、尊王攘夷

という思想も人を切ることの大義として悪用

▼新撰組が嫌いになる一冊です

 

「鞍馬天狗3新東京絵図」 

    大佛次郎 ★★★☆☆

▼函館の戦いで敗れ新選組が消滅、残党たちが露頭に迷う

▼函館戦争へ参じて帰らぬ夫を待つ若い妻たちの苦悩

▼江戸は東京に変わり地位を失った大名達は生きる術を

模索していく▼強大な政治力が失われる時代の狭間に蠢く

人間模様が実に面白い、そんな一人、鞍馬天狗が見つけた

新たな目標とは・・・