■東京芸術劇場 満席!万来の拍手!大満足!
やっぱりイイな、やっぱり凄いな 野田秀樹・・
▼「フェイクスピア」というタイトルに凝縮された本作品のテーマ
ネット上に飛び交うデマ、テレビのコメンテーターが発する
本音を隠した大衆迎合型の発言▼人の失言に対し鬼の首を
取ったように騒ぎ立てるマスコミ、特異な意見は失言とされ、
表舞台から抹殺するまで許さない▼本音の言葉はどこに消えた?
誰に言葉を制限する権利があるのか?
言葉の抑圧こそがフェイクニュースの根源なのだ
▼誰もいない山で目覚めた一人の男、記憶を失い手には
小さな箱を持っている・・その中身は何か?神が人間に与えた
「言の葉」しかしその言葉は「ウソ」の暴走を始める
▼フェイクの象徴が恐山のイタコ、降霊を依頼しにきた2人の男、
イタコを差し置いて霊はその2人に降りてきて、でたらめな過去を
語り始める、何がウソで何が本当か
語っている本人にも聞いているイタコにもわからない。
▼そこにシェイクスピアの息子という「フェイクスピア」が現れる
マクベスやリア王などの4大悲劇は「フェイク」だが時代を超えて
今尚世界中で演じ続けられている、罪なきフェイクと罪のある
フェイクその境界線はいったいどこにあるのか?
▼野田秀樹はコロナの緊急事態宣言下で舞台の観客の
人数制限などに対し真っ先に反対の意見を述べた
▼しかしその意見がネットなどで取り上げられると猛烈な批判の
的となった。自分の意見が少数派なら抹殺される。そんな世の中で
あっていいはずがない▼東京五輪も反対の意見は言えるが、
賛成意見は息をひそめ、表に出ようものなら、徹底的に叩かれる
▼「オリンピックを開催する意味はなんですか?」
▼「開催できる基準を教えてください」・・・これを聞く記者達は
どう答えても納得しない。納得しないことがわかっているから
答えない▼「子供たちの運動会と五輪はどう違うんですか?
なぜ運動会は中止でオリンピックは開催なんですか?」
▼この質問に対し言いたいことは山ほどあるが、何を答えても
正解はない、正解を求めないでくれよ、思っていることは言えても
正解は言えないでしょう?▼でもマスゴミは正解を口にするまで
決して許さない、そもそも正解なんかどこにもないにも関わらず
▼ネットに氾濫する誹謗中傷は野放し
▼朝日新聞のフェイクニュースに端を発した従軍慰安婦問題
・ウソを本当にするため、ウソでウソを固める
▼トランプ前大統領が流行らせたフェイクニュース、しかし
トランプ氏自身がフェイクの塊、
■一方で疑う由もない正真正銘「真実」と呼べる言葉もある。
▼舞台のクライマックスではその言葉が箱の中から飛び出して
来るのだ。衝撃だった。涙が止めどなく流れてきた。
凄いな、凄いぞ野田秀樹、これをモチーフにしていたのか?
▼演じた役者たちも実に、実に見事でした。演劇バンザーイ



