新国立劇場・ミュージカル

 「メリリー・ウィー・ロール・アロング」

▼大成功をおさめ天狗になったハリウッドのプロデューサー

▼女優との不倫を繰り返し、妻と離婚、親友たちとの関係も

ギクシャク▼狂った歯車を元に戻す事はできないのか・・・

▼3人の仲間を演じるのは【平方元基】【ウエンツ瑛士】【笹本玲奈】

▼離婚した妻役に【昆夏美】その他【朝夏まな】【今井清隆】ら

豪華な顔ぶれが脇を固める。

▼ファーストシーンは新作映画の公開記念パーティー

▼ここで【平方元基】演じるプロデューサの傲慢さが見えてくる

2人の愛人が登場し口論、脇では親友たちの不満が口をつく

▼宴の後一人になった主人公は、自分の傲慢さを認識しながら

後戻りできない成功者のジレンマを顔に滲ませる

▼そして自分が辿ってきた道のりを回想し始めるのであった

▼元妻や友人とどのように出会い、どんな夢で繋がったのか

▼そこから記憶の「逆再生ミュージカル」が始まるのである

▼緊急事態宣言下の上演、気遣いも多い。観客の人数も制限し

悲しくなる程の空席、赤字覚悟の上演、それでも演じてくれる

役者たちの思いが客席に突き刺さります。映画館は休業要請

なのに何故舞台は許されるのか?そんな声も聞かれるが、

役者が毎日生で演じる舞台と映画は同列ではないと思う。

まともなギャラも支払われないであろうに、それでも舞台に立つ

役者やスタッフたちを応援せずにはいられない。

これからも可能な限り他の作品にも足を運びたいと思うので

あります。