下矢印メールつづきです。
この前、研修のあとミントの具合が悪かったとき、一所懸命元気な素振りをするミントを見て、すごくミントへの気持ちが強くなった。ミントは自分でも気が付かないくらい、ずっと無理をして育ってきたんだよ。あんまり我慢して、無理してきたから、自分を抑えるのが普通になってしまったんだと思う。でも、もうそんなミントを見ていられないよ…!
これからは、風邪をひいたり熱がでたら布団でゆっくり休もうね。そしてお粥を作ってあげるし、アイスやケーキやフルーツも買ってきてあげる。ずっとそばにいて本だって読んであげるよ。具合が悪いときはもっと甘えていいんだよ。そんな普通のことをミントには感じてもらいたい。

両親から受けてきた肉体的・精神的な暴力も自分は絶対に許せない。お母さんがお姉ちゃんを叩くための道具をミントに取りに行かせたって話ししてくれたよね。ものすごく胸が締め付けられたよ…。そんなひどい経験をして、ずっと心の中に抱えてきたんだな…。って。本当に泣きそうな気持ちになった。ミントが泣いていたから我慢したけど。ミントはほんの少しも悪くなんかないよ。でも、いまミントの両親を憎んで、悪く言ったとしても、ミントはきっと悲しむだろうと思う。ミントはそういう子だよね。だから、それはしないよ。それに、やっぱりミントを産んでくれて感謝もしてるから…。

でも、ミントが両親に愛されないで育ってきたのなら、自分がこの先ミントの両親の分まで3人分ミントのことを愛するんだって心に決めてるから。それはこの先ずっとずっと続いていくよ。そしていつかミントが「普通の幸せってこんな感じなのかなぁ…」って思う日がくるように願ってる。時間がかかっても全然構わないよ。 2人で一緒に歩いていけたらいいなって思ってる。そして嫌な思い出も少しづつ薄めていけたらいいよ。きっと忘れかけては、また思い出して…の繰り返しになると思うし、先の長い道のりだと思うけどずっとそばにいるから、一緒に消していこうね。

つづく…