私の母は
布団たたきや箒で子供を殴るとき
それを子供に取りに行かせる親でした。

姉が殴られる時取りにいくのは私。
私が殴られる時に取りに行くのは姉。


そんなことが何年も続いていたけど
ある日から姉は取りに行かなくなりました。
そんなことしたらボコボコにされるのは
姉なのにわたしを庇って
泣きながら取りに行かないって…

私がそのことを学んで同じように取りに
行かなくなるようになるのは
それから少し時間がたってのことだったと
記憶してます…
それまでの間私は母が言うままに
従ってしまっていて…


姉が母と私の目の前で手首を切った時の
光景とこのことが頭からこびりついて
離れないんです。
私も追い込んだんじゃないかと…


姉に対する感情としては一番最初に
この思い出で、感謝とすごい申し訳なさと
後悔があります…


モヒートには泣きながら懺悔のように
話したことがあります。



この申し訳なさは今でも抱えている
私の姉への本当の気持ちです。




ただ社会人になってから数年して
会った姉は少し変わっていて…


母をいつまでも許せないのはミントが
不幸だからだよっと言うようになりました。

幸せなら許せるはず。
これを何度も繰り返し言われて…
母に会うべき許すべきと言われて…
ミント=不幸=母を受け入れられない
という図式になりました。

姉は電車で騒いでいる子をみると
殴りたくなるとも言うようになっていて。

自分は自分の血を残したい。
子供を産んでこんな人にしたいとか。

なんだかそこにいる姉は母と似てきていて
周りの人をコントロールして自分の
思い通りに動かしたいんだろうなと
思うようになりました。


それからは私にとって
姉も少し驚異的な存在なんです。



なのでお誕生日メールを貰っても
開いては閉じてしてます…
また会おう遊びに来てと書かれている
内容が怖くて…


申し訳ない気持ちと怖さが交錯して
思考が止まります。




そろそろこんな感情は押し殺して
一応返信しておかなきゃな…


そこに私の本音は一言も書けない。


にっこり笑ってへーきで嘘をつく。
きっとそんな文面になる。


何が嫌って…
記憶が呼び戻されるのも要因だけど
嘘がうまくなる自分。
たぶんそれも嫌の大きな一つの要因。
モヒートにはあまり見せたくない
私の一面。


さぁ、にっこり笑え〜
自分で自分に暗示かけるよ。