「何かあった時レモンの助けになりたい」
の意味は付き合いだしてしばらくすると
わかるようになりました。
レモンが一時帰国するとモヒートに
よく電話がかかってきます。
それもたいてい夜中。
旦那さんと喧嘩して泣きながら電話。
家を出てきて今ホテルにいるみたいな電話。
日によってはレモンの子供から
パパとママが喧嘩してるのっと
モヒートに助けを求める電話。
いつも電話から漏れ伝わってくる声は
誰かが泣いてる声![]()
そのたびにモヒートがなだめる。
時には落ち着かせてレモンを家に帰す。
たぶんこの頃のレモンは
少し不安定だったのかもしれません。
こんな感じで私とモヒートのお付き合いが
始まってからしばらく過ぎていきました。
そして1年くらいたった頃
またモヒートがあの言葉を。
「結婚したい人が出てきたら言ってね。
良い人ができたら言ってね。
いつでも身を引くから。」
この時私初めて怒りました。
「なんで?モヒートが幸せにしてよ。
私を捕まえててよ。なんで自分が
幸せにしてあげようってならないの?」
もうこの言葉聞きたくないと思ったんです。
そんな覚悟がない状態で私は付き合って
いたくなかったんです。
そしてもう一つ。
「レモンの力になってあげるのは良いよ。
彼女が困っているならそうしてあげて。
でも私が辛い時には私の傍にいて欲しい。
その時は私を助けて欲しい。」
泣きながらそんなことを言ったと思います。
泣いて怒ったからかモヒート慌てて
謝ってくれました。何度もごめんと。
そして真剣じゃないわけじゃないのっと
1通のメールを見せてくれました。
それは1年前、ちょうど私と出会った頃に
海外に住んでいるレモンに宛てて
モヒートが書いたメールでした。
続
長くなってしまいましたが次くらいで
完結できる予定です💦