トイロ の カケラ⌒☆~10 color of piece.~

手の中にある、1枚の切符。

数種類あるうちの一番安い切符なのに、思わずギュッと握り締める。



【切符】。

それは、魔法の券。

行きたいところに勝手に連れていってくれる、魔法の券。


そして不思議な事に、高い切符を買ったからといって
望むモノが必ずしも手に入る、というわけでもないようだ。



高いお金を払えば、時間が買えるし、質の高いサービスも受けられる。

安いお金しか払わないと、時間と手間がかかって仕方ない。

だけど、ナンデダロウ。

時間がかかっても苦にならないどころか、逆に楽しかったのは―。

もっとかかってもよかったと思えるのは―。



あぁ、そうか。

あなたが隣にいたからだ―・・・