R.I.P | Patrash Dash

Patrash Dash

心のための希望最終作戦、パトラッシュダッシュ。




大好きな先輩の母が昨日亡くなられた。
今日いまさっき、病院のお葬式場へ行ってきた。



病院は、アサン病院って言って、韓国ですごく大きい病院の一つで、
ソウルの東南の先っちょにあって、すごく遠かった。
それでも、一瞬も迷わずに駆けつけた。

先輩の親友たちがお葬式場で仕事を手伝ってた。
先輩は私が到着してからちょっとたって私を見つけた。



先輩は、
いつも強い人だった。
タフだったとかじゃなくて、
辛い時もしんどい時も、
「しんどいー」とか言いながらも、着々と仕事をこなしたし、
口先ではああ言っても、精神的に強い人なんだな、って思ってた。
かっこいい人だから。



私の前にいらした先輩の親戚方がでてきた後、私は一人で入った。
お葬式場を訪ねたのは二度目だったけど、それでもどうすればいいのかわかんなくてちょっと戸惑ってしまった。
先輩のお母さんの写真に二度お辞儀して、
先輩と先輩の妹さんにお辞儀した。
韓国式の、床に深々とするお辞儀だったんだけど、
他にどう言葉をかければいいのか、
もしくは言葉をかけること自体必要なことなのかわからなくて、
床に手と頭を長い間つけてから頭を上げた。



先輩は、まだ頭を上げてなかった。
しばらくして頭を上げた先輩は、泣いてはいたかったけど、
目に涙をいっぱい浮かべながら
「来てくれてありがとう」と、やっとのことで一言言った。



私は先輩の母を知っていたわけでもないし、
それこそ家族の話も、個人的な話も先輩から聞いたことはなかった。
だけど、あれほど強かった先輩が涙をいっぱい浮かべて一所懸命に平気なふりをしようとしてる姿を見ていると、
心が張り裂けそうで、私まで泣きそうだった。



「그럼 (당연히) 와야죠.」
と一言返事して、先輩の手の指の部分を、ぎゅっと握ってから抱きしめた。






普通お葬式場に行ったらご飯を食べるらしく、隣の部屋では忙しなく食べ物が参拝客たちに運ばれた。
先輩も、「学校のみんなはもう行っちゃったみたい。何か食べる?」って言ったけど、遠慮した。
私は先輩に会いに来たのであって、
食べるために来たわけじゃないから。
そんなお世話になるなんて申し訳ないし、お腹が空いてるわけでもなかった。
先輩は、それでもこんなすぐ行かせるわけにはいかないと、
飲み物を一つわけてくれた。
先輩は長男だから、お葬式で一番忙しいし、心も体も大変なくせに
こんな時まで気を使ってくれた。


これ以上先輩の重荷になりたくなかったから、
「また今度会おうね」って言ってすぐでてきた。
そして泣いてしまった。




先輩の前では泣けなかった。
もっと苦しい人の前で泣けるわけがない。
でもその場をでてきたら涙が溢れてきた。


理由はよくわからない。
多分、
あまりにも若いお歳で亡くなられた先輩のお母さん、
いつも意地悪なギャグでやんちゃに笑ってた先輩の悲しんでる姿、
そんな先輩のために何もできることのない無力な私、
そして、嫌にも浮かべてしまう、もし私の家族の内誰かが去ってしまったら…という恐ろしい想像。
こういうのが入り混ざって、泣いてしまった。







家路についてすぐ、
もうちょっと隣にいてあげればよかった、って後悔した。
重荷になりたくなくて、
気を使わせたくなくて、
先輩を煩わせる前にできるだけ早く出てくることしか考えてなかった。


ごめんね。
次会う時は、
いっぱいいっぱい笑わせてあげるね。
悲しいことを早く忘れられるように、
楽しい気持ちでいっぱいにしてあげるからね。





Dear Seyong's mother, may rest in peace.






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