みなさん、こんにちは。キラキラ

 

小学校で特別支援学級の担任をしています。 

また、特別支援教育コーディネーターも兼務しています。

わが家には息子が2人。兄は知的な遅れを伴う自閉症です。

 

障がいがあるお子さんや、その親御さんの気持ちに寄り添って支援していきたいな ─── と思っています。

 

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【普通学級担任と支援級担任が支援する子どもを逆にする発想】

【席替えする前の座席】

 

これまで「くじびき」で決めていた座席ですが、先生が「みんなが楽しく勉強できるように、一部分だけ、先生が決めていいですか?」と、全員に尋ねました。

子ども達は、(一応)先生の言うことを信じて、OKです。

 

支援級在籍ではないけれど、いつも何かしゃべっているA君(一番前)

支援級在籍のB君(一番後で、支援の先生が横に座っている)

 

との席を入れ替えです。

 

ここで、支援級の担任のC先生は、なんと、一番前に行ったB君について行かずに、一番後ろの席のままです。(後ろの扉の固定されて開かない所)

 

そして、支援級在籍のB君を学級担任がフォローして、

普通学級在籍のA君を支援級の担任がフォローする…と役割を交代したのでした。

 

 

 

今まで授業中に、B君は、クラスの友だちのすることがとても気になっていました。

 

 

 

それも、そのはず…B君の席からは、みんなの様子が嫌でも目に入って来るからです。

 

 

 

今回の工夫で、授業中B君は、とても集中できる時間が増えてきました。

また、姿勢も崩れにくくなっています。

褒められることも多くなり、気分も良いようです。

他の授業時間まで、はりきって取り組む姿が見られるようになってきています。

 

私だけの感想ではなく、学級担任からも「お褒めの言葉」が聞けて嬉しかったです。

担任の話を聞きながら、なぜか涙が出て来て、カッコわるく、後半はあまりよく覚えていません。正直に、このことを支援級用の連絡帳でお母さんにお伝えしました。

お母さんも翌日「読んでいて、涙がでました。ありがとうございます。」と書かれていました。

 

入学から半年…。もちろんB君個人の成長も大きいと思います。

でも、座席の位置による影響が、確かに大きい児童も本当にいることが分かりました。

 

今日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。