いつもフランスに来られる方に「ちょっとやそっとのことでキーキーしていたら胃が2ダースあっても足りないので、デーンと構えて、小さなことは気にしないようにしてください」とアドバイスさせていただいていますが、2ダースじゃ足りず、3ダースはいるかも

今日、6時間の授業を終えて、お疲れモードで地下鉄で帰っていました。
ところが、途中の駅でいきなり「終点です。全員降りてくださ」とアナウンスがありました
「その二つ先の駅まで電車はありません。なので先の駅に行きたい人は歩いて行ってください」とのこと。

もちろんフランス語のみ
なのでフランス語の分からない人はジーッと座っていました。
とりあえず、つたない英語で「電車はもう動かないから降りないといけないよ」と近くに座っていた観光客らしき人たちに声をかけました。

すごいのが、何故この駅までしか動いていないのか、いつ再開するのか等の説明は一切なし
超満員でしたが、誰も騒いだり、怒鳴ったりもせず「しゃーないな」と地上に向かってゾロゾロ歩きます。
後ろを見ると後の電車で到着して降ろされた人たちも加わり人・人・人!

地上に出るとスマホのナビを見ている人がわんさかいました。
私もしばらく、右に行けばいいのか、左に行けばいいのか分からず悩みましたが一応“何ちゃってパリっ子”。
自分がどこにいるのかが大体分かると、どちらを目指せばいいかは分かります。

パニックになっている地理も勝手も分からない人がわんさかいましたが、予定があったので申し訳ないな…と思いつつ二つ先の駅を目指しました
ヒールじゃなくて心底よかった!!!

汗を流しながら(今日のパリの最高気温は約20度)7kgのリュックを背負って歩いた、歩いた

目的地は目の前。
しかし、パリのもう一つの問題は(初めの問題はしょーーーーーっちゅう電車が止まること)…トイレがないこと。
ここまでで結構時間が経っていたのでトイレに行きたくなっていました。
でも、駅にも公園にもトイレはありません

カフェに入るか、よく故障中になっている自動公衆トイレかしかありません。

もう遅かったので、カフェでコーヒーを飲みたくもないし…我慢できない距離じゃないから地下鉄に乗ってしまおうか、とも思いましたが、また途中で止まると(よくあります)大変なことになるな…と、乗る前にトイレに行きました。

これも観光で来る友人・知人に必ずアドバイスすることですが:
『パリでは行きたくなくても、トイレがあるところで必ず行っておきましょう』

オリンピック、大丈夫かな…