坂東玉三郎さんが、ご自身のホームページで、
「鷺娘はこの1月の公演が最後」と語られています。
引き際が鮮やかすぎます。
確かに、あれだけの踊りを、これだけ多くの人を魅了するくらいに踊りきるには、
「体力を精一杯使っても無理」なんですね。
1月の鷺娘は拝見しておりました。
あまりの究極の美にたいして、言葉もなく、
今までも何度も拝見している鷺娘なのに、
涙があふれてとまらない自分自身を持て余してもいました。
玉三郎さんの中にこういう思いがあったんですね。
美を追求する玉三郎さんにとっての引き際って、
私が思うより、きっと重要で、とても大切なことなんだろうとは思っていましたが、
こんな風にすっぱりと宣言していただくと、
かえって、こちらもあきらめもつく、というものです。
いつ見ても、完璧な芸を魅せて下さる玉三郎さん。
これから先は、少しずつお役が狭まって行くのかもしれませんが、
その中で残って行くものは、究極の芸として見ることが出来るんですものね。
応援しながら、楽しみませていただきたいと思います。