観たかったHadestown!!
トニー賞取ったのがコロナ真っ最中だったのでいつか見れたらいいなぁと思っていたので観れて嬉しかったです。
ロンドンでは2024年2月オープンだったので始まってすぐに観劇しました。
劇場入るまでも長蛇の列で、入ってからも観客の歓声や拍手が大きくて白熱っぷりが伝わってきました。
この作品は完成までにすごく時間がかけられていて、ストーリーはギリシャ神話を基にしています。
ギリシャ神話のオルフェウスのエピソードは日本書記にも似たものがあるのでとても不思議ですよね。
それ位どの国にも共通した人間の行動とかがあるのかなぁと思います。
とはいえステージはかなりカジュアルでモダンになっています。
舞台上はこんな感じ↓
バンドもずっとステージにいます。
転換とかも少なく、小道具とかでさまざまな状況を表現していました。
上の階がハデスの住処です。
演出ではぶら下がっている何個ものライトを回すところがあって、そこがとても印象的でした。
照明も面白くて結構客席にもライトが当たったりしていました。
アンサンブルはハモったり踊ったり。歌もダンスも出来ないとという感じでした。
アンサンブルの中には先天性四肢障害の方もキャストに入っていました。
ハデスは大物。
ヘルメスは司会。
あとFateの3人組のインパクトが大きかったです。
全体的にはミュージカル『Once~ダブリンの街角で~』に似てるなと思いました。
キャストはこんな感じ
Orpheus…Donal Finn
オルフェウスはひょろっとして草食系のイメージ。
歌がとても心に沁みたなぁ。
とても繊細な演技が出来る方でないと成り立たない役だなぁと感じました。
Eurydice…Grace Hodgett Young
Bwayのエヴァちゃんとはイメージが違って結構いかつい感じだけどとても魅力的な方でした。
オルフェウスが草食系ならエウリュディケは肉食系なイメージです。
Hades…Zachary James
超大物枠ですよね。オペラ歌手でグラミーも獲っているザッカリージェイムズ。日本でもコンサートされていたんですね。
すんごく背が高くてカッコよかった!!!
存在感がすごくて、舞台が小さく見えました。
ハデスはそこにいるだけで説得力があって、セリフや歌にも深みがある人じゃないと出来ないよなと感じました。
Hermes…Melanie La Barrie
ヘルメスは司会的な役割の方。今回は女性でミドルエイジの方がされていました。
この役も難しそう…圧倒的な存在感が必要なハデスとは違い存在感をなくしたり、さりげなく存在したりインパクト与えたりと存在感のコントロールができる方ではないとやれないですね…
Persephone…Gloria Onitiri
ペルセポネはセレブ感満載の役。冥界と地上を行き来するストレスを表現すると客席には笑いが。
ちょっとユーモラスな部分がないと出来ないのかな。出待ちではチワワのワンちゃん抱えて出てこられていました。
FateのなかではAllie Danielさんがとても素敵でした!マツコ・デラックスさんみたいな感じ。
出待ちではオフの地声が低くてびっくり。
ただこの作品個人的にはあまり好みではなく、何回も見たいかと言われたらうーんという感じでした。