もともとロンドン観劇スタート第一本目に取っていたミュージカルはこちら。

 

 

安定のレミゼラブル!!

チケットは相変わらず売れ行きでちゃんと席が埋まっているのがすごいです…

しかも直前になっても全然安くならないんですよね。

こちらはロンドンに行く前からSondheim Theatreの公式サイトで購入しました。

チケットサイトは3‐4個価格比較をしているのですがこちらのサイトとOfficial London Theatre.comが安かったです。

ただSondheim~は提携劇場しか扱っていないです。

 

 

早めにとっていたのでStallA列のセンターgetしました!

ブロードウェイでもそうですが最前列はあまりいい席ではないので特等席より安いのもうれしい。

 

今回の公演自体は少しまとまりがないかな?と感じました。

後でバックステージ出待ちで聞いたらまだ新しいキャストになったばかりとのことです。

まぁもちろんそれでも個人のパフォーマンスや完成度は高いのですが…

 

今回のキャストはこんな感じ。

 

ジャンバルジャン…Christopher Jacobsen

すごく目が印象的なバルジャン。

出番最初の方は本当に狂犬みたいな目つきをされていて悪人面なんですが、工場長になったらガラッと目の印象が変わり同じ方なのかな?!と思いました。

歌はめちゃくちゃお上手なのですがBring him homeがもう一声!という感じでした。

でも全体的に愛情深くてワイルドで私好みのバルジャンでした(笑)

 

ジャベール…Stewart Clarle

もう一言で表すと『岩!!!!!』というイメージのジャベール(笑)

すごく官僚的で真面目で実直な感じ。

悪役的ではなく本当におカタイ、規律!!というのが全面に出ていた方でした。

スタイルがよくお顔は少し爬虫類系?でした。

 

エポニーヌ…Amena El-kindy

この公演でウエストエンドデビューだったようです。

すごく愛情深くて、でもいろいろ理解できる頭の良さがあるから辛い…という気持ちがとても見えました。

On my ownでは愛がベースにあり、切なさよりも悔しさみたいなものを感じました。

この曲をAmenaエポはすごく幸せそうに歌うのがまた切なくて感動的でした!

 

フォンティーヌ…Katie Hall

すごく背が高くて体格の良いフォンティーヌ。

I Dreamed a dreamがめちゃくちゃ力強くておおっとなりました。

でも病院のベットの中では愛溢れる母で…

バルジャンに唾吐くところの一連の演技もすごく印象的でした。

 

マリウス…Will Callan

真面目、素直さ、一途さがダイレクトに感じられるマリウス。

Empty chaits at empty tablesがとてもクリアでよかった。

A heart full of loveのリプライズでは、ベンチでずっとコゼットに後ろめたいように背を向けていて、『コゼット、コゼ~ット』のところでやっと前を向くという演技はあまり今まで見たことがなかったなと思って興味深かったです。

 

コゼット…Sophie-May Feek

いつもはSwingのこらしいですがとても歌がうまく、可憐なコゼットでした。

ちょっとおとなしい感じかな。

でも演技もとても丁寧な印象でした。

 

アンジョルラス…Djavan Van de Fliert

アナ雪でクリストフをしていたみたい。

ブラックで背が高い方でしたが、もうちょっと歌とかにパンチがあってもよかったかな。

マリウスを見つめる姿がとても優しかったです。

倒れた姿がめちゃくちゃ綺麗だった(笑)

 

テナルディエ…Luke Kemprer

テナルディエの妻…Emily Olive Boyd

この2人が今回全く面白くなかった!!!!!

やっぱりこの2人は劇の中で要なんだと改めて感じました。

工夫がないのが残念で、特にテナルディエはただ演技と歌をこなしているだけに見えた。

妻はバルジャンがリトルコゼットを引き取りに来るシーンで「Die!」とか言ってリトルコゼがバタッと脱力するシーンのアドリブは面白かったけど、ちょっと殻が破り切れずヒロイン感が残る妻だったのが残念でした。

 

あと神父様が今回すごく残念で、外見を言うのは気が引けるのですが、めちゃくちゃ悪人面で太めの方でイメージと違ったのもあるのですが、諭す系ではなくお叱り系だったんですね。

なんかレミの神父様は諭す系の方がしっくりくるのでちょっと…と思ってしまいました。

 

でもやっぱりレミゼラブルは最高…

素敵なミュージカルだし、作品の完成度すごいですよね…

また次来たときも観たいな。