2023ロンドン観劇②『Les Misérables』マチネ@Sondheim Theatre

 

ロンドンの観劇二本目は大好きなレミゼ!

こちらもキャストシートなどなく、電子掲示板で流れるのみでした。

 

マチネ公演ということもありアンダーキャストが多くて若干まとまりがない感じ…

コロナの影響もありちょっと質が落ちたのか?と思ったのですが後日ソワレ公演を観たら非常に素晴らしかったのでマチネはやっぱちょっと抑え気味なのかなぁと思いました。

 

キャストは画像のとおり。

 

 

エポニーヌとテナルディエがめちゃくちゃよかったです。

 

ジャン・バルジャン Jon Robynsさん

大柄で、目力が強くてバルジャンにぴったりの方。

とても迫力がありました。特に24601~!!の紙を破り捨てるところの演技が過去との決別する決意が感じられて好きでした。

 

ジャベール David Thanxtonさん

Starsは良かったけどそれ以外はあんまり…と思ってしまった。

なんとなく印象が薄くなってしまっていてバルジャンとの釣り合いが取れていなかった。

原作ではバルジャンとジャベールは同じモデルだったということもあり、ルーツが同じな2人の力の均衡が取れていないとアンバランスに感じるなと改めて思いました。

 

フォンティーヌ Ava Brennanさん

若干歌唱力が…という感じ(もちろんすごい高いレベルでの話)

I Dreamed a Dreamがあまり感動しなかったけど、すごく激しい部分と愛情深い部分を表現されていたように感じます。

 

エポニーヌ Nathania Ongさん

あ、アジア系のエポニーヌだ!と思って調べたらシンガポールの方とのこと。

歌がほんとーに素晴らしかった。

あと表情や指先までの細やかな演技が印象的。

Vogueのインタビューに答えてます。

Meet Nathania Ong, the local actress playing Eponine on the West End (vogue.sg)

“I love being an Asian performer. It’s not always the easiest thing to be in this industry, but I can’t dissociate myself from my race” 

とおっしゃっている通り、人種に対する壁はまだまだあっても大変な環境の中で輝かれているのが素晴らしいなぁと感じました。

 

マリウス Benjamin Karrenさん

こちらも後日みたソワレではABCカフェにいて革命家のメンバーをしながらマリウスのアンダーのようです。

結構健康的なマリウスで、コゼットもそうだったので栄養たりてそうな2人だなぁと思ってしまった。

A Heart Full of Loveの三人のハーモニーがいまいち。やっぱり毎日やっていないとなかなか難しいのであろうか…

 

コゼット Lulu-Mae Pearsさん

すごく可愛らしくて歌声も綺麗なソプラノ。

マチネではいまいちだったのにソワレではすごくよくて同じひとか?!と思ったほど。

オペラっぽい発声だった。

 

テナルディエ Gerard Careyさん

すごくよかった!!面白いのが色んな周りのキャストさんの腕とか身体を小道具にして使って笑いを取っているところ!

ジャベールが来て警官に捕まっているときにバルジャンが消えてて、俺もういいかな?みたいな時ももわざわざその警察の腕から抜けた後、自分の首の所に戻して元通りにしたり…うまく伝えられないのが歯がゆいです!!

コゼットをバルジャンが引きとるシーンもコゼット全身をテナルディエが使い…

これはなかなかオリジナリティがあるなぁと感じました。

 

マダムテナルディエ Jodie Nolanさん

この方もソワレでは女工になったりアンサンブルにいらっしゃいました!

とてもお上手で、日本語で「いんぽ」の歌詞の箇所をわざわざ歌わず無音にして笑いを取っていました。

 

アンジョルラス Jordan Shawさん

今回のブラックのキャストはアンジョだけだったかな。

この方もとても迫力があり上手かったです。

 

ちょっと名前を取り忘れちゃったけど、ガブローシュがメガネをかけた男の子がやっていて歌が歌えてなかった。

でも身のこなしとかはすごく良くて面白い役者さんだなと感じました。