北大路悠月最終話



*ネタバレしていますので、ご注意ください*



Last story


「こんな大勢の中でなんて、ホントに無理!!」


悠月 「んだよ、ケチ。ま、いーや。じゃあ、その代わり今夜付き合えよ。そうしたら撮らせてやるから」


「今夜?う、うん、いいけど・・・」


悠月 「じゃー決まりな。すみませーん、みなさん、ご期待にそえなくてー」


カメラマン 「え、俺、キスしてくれるかと思ってカメラ構えてたのに」


悠月 「ほら、じゃあ今からでも・・・」


「しません!!」



待ち合わせしたレストランに行くと、奥の席に悠月さんの姿が見えた。


「悠月さん」


悠月 「お疲れ」


(悠月さん、なんだか最近、表情が穏やかな感じ・・・)


「悠月さん、約束忘れないでね。それにしても、どうしたの?仕事忙しいのに、わざわざ改まって」


悠月 「いや・・・こういうのは、改まって言わなきゃダメだろ・・・」


「え?なに?」


悠月 「くそっ・・・なんで俺が、お前相手にこんな緊張しなきゃなんねーんだ・・・○○・・・あのさ」


「は、はい」


悠月 「俺と、付き合ってほしい」


「!!!」


悠月 「つーか、本気でこうやって付き合ってほしいとかいったことねーから、どうしていいのかわかんねー。・・・で返事は?」


「わ、私でよければ・・・」


悠月 「お前じゃないとダメなの、もうわかってんだろ?」


「私だって・・・悠月さんじゃないと、ダメだよ」


悠月 「・・・お前、そういう顔、他の奴の前ですんなよ」


「そういう顔?」


悠月 「可愛い顔!つーかさ、これから遠距離になるけど、浮気とかすんなよ」


「しないよ・・・するわけないでしょ」


悠月 「お前はちょっと目ぇ離すとすぐ誰かに持っていかれそうだからな・・・」


「悠月さんって、甘えたりワガママ言う弟キャラだよね。そういうのもっと出してくれればいいのに」


悠月 「そんなん、お前にしか見せてねーから、言われたことねーよ。言っとくけど、俺が甘え出したら手におえねーからな」


「いいよ。甘えてくれたら、私も嬉しい」


悠月 「だから、そういう顔が反則だっつーんだよ・・・」


ヴィイイイイイン・・・


悠月 「ん、あ、遼一だ。なんの用だよ・・・は?これから?」


電話を切った悠月さんが軽くため息をついた。


悠月 「今、みんな、カジノのVIPルームにいるから来いって。まあ・・・奴らと会うのも久々だし・・・じゃあ、行くか」


私たちは、皐月さんのカジノへと行くことにした。



遼一 「なんだよ、2人揃ってお出ましか」


千早 「幸せそうな顔だね」


未来 「ゆづくん、顔、緩みっぱなしだけど」


悠月 「うるせーな。お前らが呼び出したんだろ」


未来 「なんか、ゆづくんの隣にいるの、すっごく自然だね、○○ちゃん」


悠月 「お前、名前で呼ぶなよ」


未来 「別にいいじゃん。ゆづくんの彼女ってわけじゃないんでしょ?」


遼一 「未来、からかうなって。見せつけたいんだ、悠月は」


未来 「えっ、それじゃ、やppり?」


悠月 「ああそーだよ、○○はもう俺の彼女だからな。俺の許可なくなれなれしくすんなよ」


ぐいっ、と肩を引き寄せられる。


千早 「それは、皐月さんも同じなのかい?」


悠月 「トーゼン。兄貴には世話になってるけど、こいつに限っては話しが別」


「ゆ・・・悠月さんっ!!」


ガチャッ


皐月 「なんだ、またツルんでるのか、お前らは」


遼一 「皐月さん、弟に奪られちゃいましたよ、彼女」


「皐月さん、あの・・・すみませんでした、色々と」


皐月 「謝らないでください。恋愛は、誰が悪いなんてことはないんですから」


「でも・・・」


皐月 「こいつ、○○さんがいないとダメみたいですから」


悠月 「兄貴!」


目の前で2人が笑顔を交わす。


皐月 「おっと、○○さんを立たせっぱなしはないだろう」


悠月 「おお。ココ座れよ」


悠月さんと隣同士でソファに座った。


千早 「ほーんと、ベッタリだな悠月。○○さん、ウンザリしない?」


「えっ・・・いや・・・」


悠月 「うるさい」


悠月さんが長い腕で腰を抱いてくる。


未来 「・・・皐月さんはもう○○ちゃんのこと、諦めちゃっていいの?」


皐月 「まあ、他の男だったら諦めきれなかったかもしれないけど、悠月が相手だからな」


千早 「皐月さんには7つの海に恋人がいるから、いいんだよ」


皐月 「いや、そんなことはないが・・・千早、変なこと言うな。そう言えば悠月、お前今度はいつアメリカに行くんだ?」


悠月 「明後日。ニューヨーク」


皐月 「俺も明後日、ニューヨークで商談があるんだ。お前と同じ便でも手配するかな」


「皐月さんも、アメリカに行かれるんですね・・・」


悠月 「・・・」


「???」


悠月さんがミ無理矢理、私を自分のヒザの上に!


私の首にアゴを載せてくる!


遼一 「○○、ラルフ状態だね」


千早 「だな」


(ラルフ、って悠月さんのワンちゃんか・・・ちょっと複雑・・・)


「く、くっつきすぎじゃない?」


悠月 「いーじゃん。またしばらく会えねーんだから」


「うん・・・寂しい」


悠月 「毎日電話する」


「待ってる」


悠月 「でも・・・そんなに待たせねーで、ずっと一緒にいられるようにすっから」


「うん・・・」


悠月 「だからそれまで、よそ見しねーで俺のことだけ見てろよ。ま、よそ見なんてさせねーけど」


「ふふ・・・しないよ、よそ見なんて・・・」


悠月 「ずっと一緒にいような・・・○○、愛してる」


耳元で、そっと悠月さんが囁いた。



~ Happy End ~




よかったですよね(*^▽^*)


弟キャラの悠月の方が可愛いのに~心


何とかハッピーエンドになりました!


次は、遼一にいきますDASH!