北大路悠月14話目①
*ネタバレしていますので、ご注意ください*
いよいよ終盤になってきました!
この回のお話しの、2人・・・私はけっこう好きです![]()
Story 14
(ゆ、悠月さん、酔ってる・・・。なんで抱きしめたりするの・・・?)
悠月 「はー、やっぱお前、落ち着く・・」
「ちょ、ちょっと、悠月さん!?酔ってるんですか?」
悠月 「酔ってるけど、別に勢いでしたわけじゃねーから」
「・・・なんでそんなに勝手なんですか」
悠月 「何がだよ」
「私のことなんて、趣味じゃないって言ったのに」
悠月 「あれは・・・あんな、兄貴やマーシャのいるところで、本心なんて言えるかよ。お前の顔見たら、なんかホッとした。クラブでも行こうぜ」
「またそうやって強引に・・・」
むりやり腕を引っ張られて、私は悠月さんとホテルを後にした。
(わあ・・・外国人がたくさん・・・)
連れて行かれたのは、大きくて綺麗なクラブだった。
店員 「奥へどうぞ」
「よく来るんですか?」
悠月 「んー、時間があればな」
奥のベルベットのVIP席に案内される。
悠月 「ちょっと踊ってこようぜ」
「え!わ、私、踊れませんけど」
悠月 「テキトーでいいから」
「そんな無茶な・・・わっ!」
悠月さんに手を引かれて、大勢の人が踊ってるフロアの中へ。
「ど、どうすればいいか・・・」
悠月 「見よう見まねでいいんだよ」
(そりゃ悠月さんは慣れてるから・・・ていうか、すごい目を引くな・・・)
(圧倒的なオーラがあるっていうか)
その時、後ろから誰かにぶつかられる!
「きゃっ・・・」
悠月さんがぐっと私の腕を掴む。
悠月 「どんくせー!」
「い、今のは不可抗力です!」
思わず、悠月さんの肩を叩く。
ぎゅっ
その手を、悠月さんが掴んだ・・・
「あ、あの・・・」
(調子に乗っちゃったかな・・・?)
女性 「すみませーん」
(わっ!び、びっくりした・・・なに?この人・・・)
女性 「テキーラいかがですか?」
(あ、フロアの人たちみんなに勧めてるんだ・・・サンプリングを配ってる人かな?)
女性 「あの・・・もしかして、北大路悠月さん?」
悠月 「・・・」
(無視!?)
「ゆ、悠月さん・・・答えてあげないと」
悠月 「なんでお前と一緒にいる時に、他の女と喋んないとなんないワケ?」
「そんなこと言って・・・ユリカさんとは楽しそうだったくせに・・・」
悠月 「なに、ヤキモチ?嬉しーじゃん」
「ち、違っ・・・」
女性 「ねーねー、北大路悠月さんですよね?こんなところにいて大丈夫なの?よかったら人目につかない場所、教えてあげよっか?私と行ってくれるなら」
(えっ・・・こ、この人、悠月さんのこと、誘ってる?)
悠月 「お前がヤキモチ妬いてくれるなら、他の女と話ししてもいーけど」
「・・・やめてください。なんなんですか、その歪んだコミュニケーションは・・・」
女性 「・・・はぁ?なんなのアンタら。感じ悪・・・」
ボソッと言い残し、女の人は行ってしまった。
「あの・・・よかったんですか?」
悠月 「あ?あんなのにかまってたらキリねえし。それに、お前といる時に他の女と話したくないってのも事実。時間がもったいねー」
「それ、本心ですか?」
悠月 「なに、疑ってんの?」
「だって・・・」
悠月 「今の奴みたいなのが来たらうるせーから、VIP戻るか」
未来 「あれー?ゆづくんじゃない?あ、○○ちゃんも」
「あ、未来くん!」
悠月 「なんでここまでお前に会わなきゃなんねーんだよ」
未来 「相変わらず不機嫌そうにしちゃってさ。っていうか、どうして2人でいるの?もしかして・・・付き合ってたりする?」
「え!?い、いや、そんな・・・」
悠月 「ガキには関係ねー」
(ひ、否定しないの?)
未来 「ふーん・・・。・・・○○ちゃん、最初に会った時に僕が言った通りになっただしょ?」
「え?」
未来 「僕は、キミの未来を握ってるって」
悠月 「なんだよ、未来を握ってるって」
未来 「なんでもなーい。じゃあね、お幸せに」
未来くんは無邪気に手を振り、行ってしまった。
「未来くんて、不思議な子だよね・・・」
悠月 「なんだよ、俺の前で他の奴の話なんてすんな」
「もー、なんでそういうことを軽々しく言うの?」
悠月 「なんでだよ。本当にそう思ってんだから仕方ねーだろ」
(悠月さん、やっぱり酔ってるんんだ・・・)