北大路悠月13話目②



*ネタバレしていますので、ご注意ください*


①の続きになります!



Story 13


「今日は本当にありがとうございました。こんな高価な物までいただいて・・・」


皐月 「本当に気にしないでください。私がプレゼントしたかっただけだから」


(うう、こういうとこ、さらっと言っちゃうとこ、意外と兄弟で似てるよね・・・)


皐月 「マーシャが言ったことですけど・・・」


「あの、気にしてませんから!マーシャさんもかなり酔ってたし・・・」


皐月 「そうきっぱり言われると複雑なんですが・・・マーシャの言う通り、私は○○さんに・・・惹かれてると思います」


(!!!!)


皐月 「でも、悠月もそうだと思います。兄弟だから分かるんですよ。私は、きっとまだ引き下がれる。悠月の方はどうか分かりませんけどね」


「さ、皐月さん・・・」


皐月 「すみません、私も酔っているのかな。それじゃ、おやすみなさい」



(あ、これ、悠月さんとデートした時の写真・・・まだデジカメの中に残ってたんだ)


(楽しかったな・・・キスされて、デートして、花束もらって・・・)


「あー、なんかぐちゃぐちゃ悩むのも、疲れてきちゃったな」


編集長 「なんの話だ?」


「へ・・・編集長!いえ、あの、ちょっと原稿で行き詰っちゃって・・・」


編集長 「そうか、悩め悩め!若いうちは壁にぶち当たった方が成長するぞー。ところで、北大路悠月の連枝のことだけど」


「はい」


編集長 「実は来た大路悠月の映画のクランクイン後、ハリウッド映画のオファーが来てるらしくて、今後はアメリカと日本を行ったり来たりになるらしい。それで、あと1回分で北大路悠月のグラビア連載は終わることになったんだ」


「そんな、急に・・・。今回の分も含めて、あと2回分なんですね」


編集長 「そういうことだ。最終回は巻頭10ページを取る予定だから、ぶち抜きグラビアとプライベートショットでこれまでの総集編って形でガッツリ行くぞ!」


「わかりました!」



風子 「ふーん、あと2回か~」


「だから、最後は今の私の力を出し切って頑張ろうと思って!」


~♪


「・・・悠月さんからだ・・・。ど、どうしよう・・・出た方がいいのかな」


ピッ


「もしもし・・・」


悠月 『おー、○○?お前、今家か?ちょっと出て来いよ』


「えっ?」


悠月 『俺、今六本木にいんだよねー』


(悠月さん、ずいぶん陽気な声だな・・・こんなの、初めてかも)


「ちょ、ちょっと待ってください、私行けません」


悠月 『はー?なんでだよ』


「だって、もうプライベートでは・・・」


悠月 『いーから。来るまで待ってるからな!』


「そ、そんな・・・」


(悠月さん、ちょっと酔ってる?)


「切れた・・・」


風子 「行ってきなよ。行って、はっきりさせておいでよ、自分の気持ち」


「自分の気持ち・・・そうだね・・・うん、行ってくる!」


風子の言葉に背中を押されるように、私は家を飛び出した。



(確か、このホテルのロビーで待ち合わせって・・・)


悠月 「○○!」


私の姿を見つけた悠月さんは、そのままこっちに走ってきた。


そして・・・


ぎゅっ


(・・・えっ?)


突然抱きしめられて、私は身動きが取れずにいた・・・





悠月はなんで、ユリカにかまうのかな??


嫌なら避ければいいのに・・・


今回は当てつけに、イチャついてるしむかっ


まあ、なんとかお互い素直になってくれそうだけど心