郷田保 最終話②



*ネタバレしていますので、ご注意ください*



①の続きになります!


ビルネタバレ注意ビル


パーティ会場を抜け出してやってきたのは屋上。


NYのキラキラした夜景が目の前に広がっていた。


「・・・あ・・・部長・・・」


フェンスにもたれ、夜空を見上げている・・・。


「ここにいらしたんですね・・・」


部長 「よくわかったな」


黙り込む部長・・・。


(部長・・・、何で黙ってるの・・・?)


私は悲しい予感に包まれ、今にも泣き出しそうだった。


「部長・・・」


部長 「ん・・・?」


「私・・・聞いてくれるだけでいいんです・・・」


部長 「・・・なんだ?」


「私・・・、部長が好きです・・・」


部長 「・・・」


部長は黙ったまま目を閉じていた。


部長 「お前、大胆だなー」


目を開けた部長は、また夜空を見上げて言った。


部長 「俺なんか言いたくても緊張しちゃって言葉が出なかったっつーのに」


「・・・え?」


部長 「お前、勇気あるよなー」


「は、はい・・・」


部長 「俺もそれが言いたかったんだ」


「そ、それ・・・?」


部長 「だから・・・それだ」


部長の頬が、ほんの少し赤い・・・?


部長 「俺もお前が好きなんだよ・・・。お前が好きなんだ、どうしようもなくな」


「部長・・・」


部長 「俺ってこう見えて草食なんだぞ?告白なんて死ぬほど勇気いる」


(・・・そ、草食って、自分でいう?)


思わず笑ってしまいそうになった私の髪に、部長の手が触れた・・・。


部長 「それをお前は堂々と・・・。やっぱいざという時は女のほうが勇気がある。俺はそういうお前に惚れた。いつも一所懸命で、まっすぐで、ちょっと危なっかしいお前に」


「部長・・・」


部長 「早朝の街でお前を抱きしめた時、まだ俺は戸惑っていた・・・。俺は何をしている?こんなことをしていいのか?ってね・・・」


「・・・あのあと、私を避けてましたよね?」


部長 「怖かったんだよ。どんどんお前を好きになっていく自分が・・・。ごめんな、情けない男で」


「そんな・・・」


部長の手がゆっくり髪から頬に移動する。


部長 「でもな、その怖さが俺に気付かせた。もうこの気持ちに背くことは出来ない・・・ってな・・・」


部長の大きくて温かい手が、私の頬を包んだ。


部長 「地球上の人類すべてに内緒で付き合おう」


「・・・ずいぶんスケールの大きなヒミツになりそうですね」


嬉しくて、ポロポロと涙がこぼれてきてしまう。


部長 「泣くなよ・・・。○○・・・。そう呼んでいいか?」


何も言わずうなずく私。


部長 「○○」


「あっ・・・」


部長は私の名前を口にすると、ぐっと私を抱き寄せた。


微笑んだと思った瞬間、部長はいきなり私の唇にキスをした。


突然唇の自由を奪われ、私はと惑った。


でも、あまりに優しく柔らかなキスに、自然と目を閉じていた・・・。


大人のキス・・・。


抱き寄せた私の腰に片手を回し、もう一方の手で髪に触れる。


この指先が、耳たぶや首筋に時々触れて・・・。


(ダメ・・・、なんだか気が遠くなりそう・・・)


うっとりしかけると、部長はふっと唇を離した。


熱い視線で私を見つめる部長。


部長 「ずっとキスしたかった・・・」


「・・・草食なんて、嘘ですね」


部長 「キスが得意な草食もいるんだ。新種かもしれないけどな」


部長はいたずらっぽく微笑むと、再び私の唇を奪った。


「ん・・・」


今度はさっきよりかなり激しいキス。


強く唇を押し当てられ、背中がのけぞってしまう。


息がうまく出来なくて、苦しい・・・。


と思ったら、急に力を抜いてまた柔らかなキスをする部長。


(こんなキス・・・初めて・・・)


部長 「○○、お前を愛している」


一瞬離された部長の唇が、そっと囁いた・・・。


「・・・私も・・・んっ・・・!」


再び部長の甘いキスに酔ってしまう私・・・。


部長の大きな背中に手を回した・・・。


その手でぎゅっと部長を抱きしめる。


いつまでも続きそうな、激しくて柔らかな大人のキスを受けながら・・・。




大人のキス・・・ハート


いいですね~!!


部長これで草食系って・・・アリなの??


このアプリ初の、主人公からの告白・・・


呼び出されたとき、主人公じゃないけど振られるかと思いましたあせる


ハッピーエンドになってよかった心