旅のしおり 金沢 PART6 流れ星
TABINOSHIORI KANAZAWA PART6

日程 2016年2月11日(木)~14日(日)
目的地 石川(山代温泉・金沢)・岐阜(白川郷・飛騨高山)
カメラ Canon EOS M(EF-M22mm)

 

★行程★

1日目 加賀温泉(山代温泉)

2日目 金沢市(近江町市場・21世紀美術館・兼六園)

3日目 金沢発バスツアー(白川郷・飛騨高山)・兼六園ライトアップ

4日目 金沢市(ひがし茶屋街・金箔体験)

 

2月に行きました金沢旅行記です。

金沢は大好きな街なので楽しみにしていました!

今回は最終日4日目の前半です。

 

 

今回のメインは趣ある茶屋街です。

 

 

金沢の茶屋街の歴史は古く、1820年、12代藩主前田斉広の頃、

正式に茶屋町の町割りができました。


現在、金沢に残る茶屋街は「ひがし」「にし」「主計町」の3つがあり、
それぞれが今も昔のおもかげを残しています。

ここ「ひがし茶屋街」が最大の茶屋街になっています。

 

ひがし茶屋街


藩公認の茶屋街にふさわしい格式と伝統を受け継ぐ風雅なたたずまい。

京都・祇園新橋と並んで国の伝統的建造物群保存地区に指定されています

 

(2011年 撮影)

 

黒瓦に出格子の茶屋が軒を連ね、夕方ともなれば艶やかな三味線や

太鼓の音が流れ、雅と粋の世界に華やぎます。


 

メインストリート以外にも風情のある小路があったり、

レトロな雰囲気の商店もあったりします。

 

お茶屋文化館

 

お茶屋はイベントとしてまれに公開する場合がありますが、

基本的に一見さんお断りです。

ひがし茶屋街には観光用として保存された見学可能な茶屋が3軒あります。
こちらはその一つ、お茶屋文化館。

1820年に建てられた茶屋「中や」がそのまま保存されています。

 

 

お茶屋は、2階を客間とし、押し入れや物入れ等は作らず、
あくまでも遊興を主体とした粋な造りとなっている。

 

 

お茶屋はかつて大商人の旦那衆が粋を極めた花街。芸妓の踊りや三味線、

唄などの芸を鑑賞し、飲食しながらお座敷遊びを楽しんだ場所です。

 

 

朱色の壁(赤の紅殻)はよく見るスタンダードなものですが、

目の覚めるような鮮やかな群青色の壁の部屋はとても珍しいです。

 

志摩

(2011年 撮影)

 

あと2つある公開茶屋は以前訪れたときの写真で紹介します。

こちらも1820年に建てられた茶屋。

茶屋の中で唯一、国指定重要文化財になっています。

 

 

 

この真紅の部屋が前座敷。

お客さんが床の間を背にして座ると、その正面の「控えの間」が演舞の場となり、

艶やかな芸妓さんの遊芸が披露されていました。

 

懐華樓

(2011年 撮影)


懐華樓は金沢で最大を誇る、築195年ほどの茶屋。

 

 

全面に輪島塗を施した見事な朱階段。

 

 

こちらは金の畳の間。

いぐさのかわりに金箔を巻き付けた水引を使って編まれています。

 

 

昼は一般に公開していますが、夜は一見さんお断りで、

今もなお華やかなお座敷が上げられています。

 

烏鶏庵

 

烏鶏庵は金沢市山中の自社農場で烏骨鶏を育て、

その卵を数々のスイーツに用いています。

 

 

烏骨鶏卵ソフトクリーム(金箔付き) ¥700- (税込)

 

お店自体は東京にも出店していますが、ソフトクリームを食べられるのは

ここ東山店だけです。なお金箔なしは¥500-

 

とにかく濃厚な味でカステラのような感じ。

一番と言っていいほど美味しいです♪

 

箔座ひかり蔵

 

金沢は金箔の全国生産量で、実に99%を占めます。
いたるところで金箔を用いたものを見ることになります。

こちらは箔座店内の中庭にある金箔をあしらった蔵です。

外壁は世界で初めて箔座が開発した純金プラチナ箔を使っています。

 

 

内壁は24K純金箔で覆われた、妖しい美しさの空間。

箔座日本橋にも似たようなものがあって、入ることもできます。

 

 

金箔を貼り付けた石ころも転がっています(^^;

 

 

軒先にとうもろこしがぶら下がってるのを良く見かけます。
この付近にある真言宗観音院では、一度参拝すると4万6千日分の功徳が

あるとされる「四万六千日」という容易に徳が稼げるありがたい行事がありますw

藩政期以来の宗教行事とされ、毎年旧暦の7月9日に行われており、

この日に同院で祈祷を受けたトウキビを買って持って帰り軒先につるすと

息災延命や商売繁盛の功徳があるといわれているそうです。

 

 

最終回PART7に続きます☆

 

どくしゃになってね…