ジュリアードのケーキ日記

伊勢丹のイタリア展に続きまして、こちらも私の中では評価が高い日本橋三越の
海外物産展です。客層からして保守的で特徴がよく出ています。
10月11日(月)まで開催

日本橋三越 フランスフェア 

ジュリアードのケーキ日記

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何回かに分けてご紹介しようと思います。
今回は、私の中でフランス展といえばコレ!という殿堂入りした3品をまずご紹介したいと思います。
ジュリアードセレクション最高金賞受賞。

ヴェルディエ レザンドレ・オ・ソーテルヌ 『 貴腐 』
ジュリアードのケーキ日記

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年に一度しか作られない、貴腐ワインに数日間浸したレーズンをチョコでコーティング。
小さな粒を一噛みすると、口の中に芳醇な香り・高貴な甘さが広がり、
噛むごとにレーズンの凝縮した美味しさが解き放たれる。

ソーテルヌ地方のメゾン・リヴィエールが作る高級貴腐ワイン『シャトー・サンミッシェル』
それに漬け込んだドライレーズンを、ショコラティエ・ヴェルディエが
ワインを吸ったレーズンから水分が逃げないよう、薄く砂糖をまぶし銅製の鍋へ入れ、
ゆっくりまわしながら手作業でチョコレートをコーティングするという。

瓶形の容器のものは85gで¥1,680-

ピエール・オテイザ バスク豚
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ピエール・オテイザ氏は絶滅寸前だった純血100%バスク豚(黒豚)を復活させ、
2006年にレジオン・ドヌール勲章(名誉の軍団の国家勲章)を叙勲された。
スペイン法の授業でバスクについては良く聞いていたのでスペインという気がするのだが、
フランスとスペインとの国境に隣接した地方のことのようだ。

バスク豚が育成されるのは実に年間たったの2000頭であり、
食べたくてもそうそう食べられない。
店員に「これ好きなんです」というとレストランの方ですかと言われた。
未成年の頃に招待されたワイン試飲会(飲んでいないことにする)でも
レストランの方ですかと聞かれた。
よくレストランの方にされるが向いているのであろうか。

このバスク豚のサラミを食べてから、他のサラミは買えなくなってしまった。
信じがたい非常に深い旨みがあふれ出てくる。
一口ごとに幸せを感じることができる奇跡的な食べ物。
写真の60gで¥1,000-くらいのものを買ったが、
わずか千円でなんども幸せだな~と感じることができるので安いものである。
試食のちっさいのでは真価が分からないので迷わず買ってほしい。

熟成度によって4種類あるが、ジェズ・デュペイ・バスクを買いました。

ゲランドの塩
ジュリアードのケーキ日記

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ゲランドの塩を使ったというマカロンで知りました。

ブルターニュ半島南部ゲランドはさまざまな野鳥たちが群れ集う自然の宝庫。
この地で1000年以上もの長きにわたって、塩職人たちは先祖代々からの製塩法を
かたくなに守り続け、海水を干満の差によって塩田に引き込み、太陽と風の力だけで
ゆっくりと結晶になった塩を手作業で収穫。

結晶池の水位は1cmにも満たず、水面上に最初に結晶するのが塩の花と呼ばれる。
この塩は貴重で1kg(写真の袋)で¥3,500-程度。
下段一番右の白い塩である。

塩の花の重みで沈み、水面下で成長する結晶はグロセル(大粒粗塩)と呼ばれる。
こちらはややグレーがかっているが、不純物、マグネシウム、カルシウム、鉄分などが多いため。
セメントの袋と勘違いしてはいけない。
ゲランドの塩は、太陽と風の力だけで乾燥させた自然塩。
不純物を取り除き、完全さを追求するのはかえって欠陥商品を作ることになる。
極端な純化は、不自然なものを作り出しているという考え方によるものである。
こちらは1kg¥735-
下段一番右の袋。

普通の塩を舐めると、とげとげしく辛いものであるが、
ゲランドの塩は甘み・旨みに溢れる。
もはや料理には欠かせないものとなった。
ポトフなど素材の旨みで勝負する料理の引き立て役にもってこいである。

三越の顧客層は基本的にお年寄りが多いので、
サラリーマンなどお構い無しに7時にさっさと閉店してしまう、注意されたい。

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