ケーキ日記なのでクラシックは控えようと思いますが、
海外のいわゆる一流のオケの来日公演に限り
綴らせていただこうかと思います。
その他はmixiに書いております。

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2010年3月28日(日) 15:00開演
横浜みなとみらいホール 大ホール


ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアン・ティーレマン[指揮]

ブルックナー 交響曲第8番 ハース版


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ジュリアードのB食倶楽部 おもにケーキ日記

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連続3回のブル8公演を締めくくるは、ティーレマン指揮ミュンヘン・フィル。
2007年来日公演のブル5の評判がとても良く、死ぬほど期待していました。
ハース版というのも嬉しい。

ティーレマンは2012年からシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任するので、
ミュンヘンとの来日公演は最後でしょうか。聞き漏らすわけにはいきません。

今回の安席は3階の断崖絶壁なので、ちょっと奮発してP席にしました。
遠くのA席よりはオケに近いほうが好きなもので。

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みなとみらいは演奏中じゃなきゃ写真とってもいいようですね。
対向配置。座席はホルン8組の真後ろ。
残念ながらティンパニ見えず。
ハープは3台と本気度が感じられます。
男性のハープは珍しいですね、都響にもいましたけど。

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開演前に『終演後の早すぎる拍手は他のお客様の迷惑になることがあります』との放送。
GOOD JOB!みなとみらい。
ちなみにもうひとつのブル8福岡公演ではフラブラが発生してしまったそうだ。

ブル8でしかも横浜にもかかわらず、超満員状態。
しかし観客の集中力はすばらしく、音を立てるのはむしろ弦を落とす等のオケのほうか。

第1楽章では1stと5thのホルンが一回ずつ若干あやうい音をだしたが、進んで行くにつれ安定してきた。
ffではドイツのオケらしい重厚で圧倒的な響きが聞けた。

第2楽章のスケルッツオ主部の主要主題で一瞬弱めるのがティーレマンの特長であろうか、
こういうのはCD数十枚聞いた中でも初めてだと思う。
ティンパニが実に良かった。

第3楽章でこんなに集中したのは初めてか。
いつもは少し長いと感じるが、まったく素晴らしい。
シンバルが入る部分は、とんでもない音量でドイツオケの底力を感じた。

第4楽章・・・もう終わりかと切なくなる。
終結部は早くもなく遅くもないスピードで入っていった。かなり早い読響の時と違い、
第1・第2ヴァイオリンの上昇音型とワグナーチューバの
この世のものとは思えない旋律をじっくり味わうことが出来た。
そして最終部のミレドはゆっくりと一音一音力強く発し、
荘厳な余韻を形成した。

ティーレマンは手を下ろさず、聴衆も余韻に浸ること20秒間、
最後の最後まで余韻を味わうことが出来た。

高かったけど、行ってよかったです。
多分2010年のベストコンサートでしょう(早くも)。
シュターツカペレ・ドレスデンを率いての来日コンサート楽しみに待っています。
そしていつの日かベルリン・フィルに再び栄光取り戻してくれるものと信じております。

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素晴らしかったので、一部¥1,500-の超ボッタプログラムを
買ってあげました。結構行列になって売れてましたよ。
ちゃんと表紙つきの本になってる!

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係員を尋問して楽屋口のありかを聞き出す。

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残念ながら、マエストロは取材やなにやらで
忙しいので地下から出るので会えないそうだ。
せめてティンパニはいないかと思ったが、
顔を見てないのでなんとも・・・
バスはあっちだと叫んでいる添乗員を尋問したが
顔の区別は付かないそうだ。
コンマス発見。

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これはなんだと聞いたら、『チェロリスト』が乗るそうだ。
・・・チェロリストってなんか危ない人のような感じだ。
なんでチェリストだけBM?

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