今日は、4歳から7歳クラスのミュージカルスクールの発表会のオーディションだった。


次女は長女の時とは違い課題曲を軽く練習しただけだった。正直、真面目に毎日練習する長女とは違い、ゲームやYouTubeばかりしているので、「この子は厳しいかな」と思って期待すらしてなかった。


1人で先生の前で歌うことは、みんな緊張するらしく、思い通り声が出ない子もいた。そんな中、次女は鼻くそをほじり、緊張感ゼロであった。


さて、次女の番になった。歌が流れ出すと、のびのびと楽しそうに歌うのでビックリした。それを見学していた長女の顔つきが少しピリッとなった。


「まさか、あんな練習しない妹が役もらえるなんてないよね?」と私に小声で言うのである。


嫉妬心と負けず嫌いの長女全開である。


親としては、次女の予想外の歌声に喜びたいが、長女もいるので我慢した。


次女は、2次審査にいった。2次審査は、5名に縛られていた。親としてはここまでいっただけで、満足だった。2次審査は、台詞読みだった。先生の演技を真似できるかを見ていた。


これも次女は、堂々と演技した。「え??この子こんなに出来るならなんでいつものレッスンでしないのよ」と軽く怒りを覚えたほどだ。


私が見た限り、次女を含めて3名ほどが有力候補だなと思った。


帰りに先生から「下のお子さん、特別レッスンに来れるかどうか教えてください」と最後に聞かれた。


それを聞いていた長女は複雑そうだった。なぜかというと、もし選ばれたら長女と同じ風の神役になるからだ。


今回の発表会は、同じ演目を2回するダブルキャストである。先生は、仲良くする事、協力する事も大事だが、ライバル心もしっかり教えている。


今回のダブルキャストも「私の役の方が上手くやってみせるって気持ちで頑張りなさい」と言っていた。


長女は、「ライバルが妹なんて嫌。あの子の方が上手かったらどうしよう」と言うので「まだ決まってないよ!あと、真面目に練習する子が1番の才能なんだから、自信持ちな!次女よりあなたの方がうまい」と言っておいた。


実際、次女の歌い方や演技を見ていると長女にそっくりだった。真似して覚えたんだなとすぐにわかった。下の子が上達度が早いのは、上をよく観察しているからと聞いたことがあるが、本当にその通りかもしれない。