長女がサプライズでピンマイク付きの役に選ばれて数日。
同じ教室のママさんから「良かったね」と何回か話しかけられた。みんないい人やなぁ…と思っていたら、それを見ていた旦那がひとこと。
「お前ってさ…、まじでお花畑脳やな」と呆れられた。
え??なにそれ??
「ありゃ、なんでお前の娘が選ばれたんじゃ?という疑問に俺は聞こえた」と旦那…。
え??卑屈すぎじゃない??子供の習い事でそんな事ある??
「俺は女の怖さを誰よりも知る男だからな。お前は、どこか人間関係に疎い所がある…。ありがとうございますってだけ言っといて余計な話をするなよ。深くは関わるな」と言う旦那。
旦那は嫉妬渦巻く戦国の職場なので(出世争いしている社員だけだが)センサーに触れたという。いやいや、考えすぎじゃね??敏感すぎやろ…。
何より、発表会にむけて頑張ろうとしか思ってなかった。確かに実力は選ばれたメンバーに少し劣るから、娘と頑張らないとねと話してたし。失敗したら、落ちた子供達に申し訳ない。
旦那は娘に「あの子下手なのになんで選ばれたの?って思われないようにしとけよ。誰もが認めれば何も言われないから、必死でやれ」と長女に言っていた。普段はあんまり口を出さない旦那だが、妙な迫力があった。
長女は少し緊張しながら「うん」と答えていた。