あさま山荘事件がテレビで特集されていた。


定期的に見るあさま山荘事件。学生運動が盛んだった時代に起こした事件というのは知っている。


テレビでは少し美化されていたが、結構えげつない集団であり、「仲間も結構◯していて、なおかつ一般人も◯している左翼学生」という認識がある。


というのも私の父が学生運動の時代の人間で「日大はヤバかった。校内で自分の訴えを言って焼身自殺した奴がいた」と話していた。


真面目な父は「大学で勉強したかったのに学生運動のせいでほぼ休校」と恨み節だった。


父らしいと思う。本当に学びたい学生にとっては災難な時代だ。学生運動に傾倒する人もいたが、父は「なんで暴力行為するの?」と疑問だったようだ。


さて、それを見て敏感な長女がひとこと。


「ただ、悪いことしてる人たちじゃないの?」


子供の正直な感想は的を得ている。本当にその通り。


「本気で世の中を変えたいと思ってたんだろうね。でも、こんなやり方では変えられないけどね。暴力では変わらないのよ」と教えてあげた。


警官が4人殉職したが、当時の警視総監が銃を許可してたら変わってたのではないかと思ってしまう。


放水と鉄球と催涙弾だけで、よく当時の警察は頑張ったな…。